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空輝  作者: 波音
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3/6

父はその日初めて母に会いました。

母はすごく酔っ払いになって

父ととても楽しそうにしていました。

楽しそうに見える、が正しいのか。

いつもはそんなにならない母が

父に寄り添う姿がありました。

目の奥に暗闇がある様でした。

そして仕事が終わった母は

父とタクシーに乗りました。

母は父にこう言いました。

子供が欲しい。

父は軽く受け取った様で

運転手に言いました。

ホテルに行ってください。

この時の母の脳内では

友達から聞いた話が

こだましていました。

父の話も上の空に

二人はホテルに着いてすぐ

父は欲望のまま

母は上の空のまま

翌朝まで抱きあいました。




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