響け!ユーフォニアム 素人が驚いた吹奏楽部員だった人に聞いた話 ②
素人にとってこれも驚きだったのですが、アニメの時間軸となった2015年から2017年の頃の吹奏楽コンクールの評価は、ほぼ百パーセント課題曲だけでおこなわれていたとのこと。
最近になってそれが変更になり、自由曲も審査の対象になったそうですが、アニメの時間軸でいけば、自由曲でどれだけ素晴らしい演奏をしてもほとんど加点につながらなかったそうです。
そうなると、主人公黄前久美子が二年生時の自由曲「リズと青い鳥」がどれだけ出来が良くても、評価には影響がなかったということになります。
ふり返って思うと、この年の課題曲「マーチ・スカイブルー・ドリーム」を通しで演奏するシーンはありませんでしたが、あの演奏はどうだったのでしょうか?
関西大会で「ダメ金」でも金賞を取っているわけですからそれなりの出来だったのでしょうが。
アニメ的には問題ないだろうし、そのような裏話的な話を知らなければすべてに納得できたのですが、それが事実なら二年生編、三年生編での課題曲の扱いが少々雑だったような気もしてきます。
ちなみに、課題曲では、楽器編成から演奏方法まですべて細かく指定されており、編曲不可、楽譜通りに演奏されているかが重要な審査対象になるそうです。