捏造の王国 その70 ニホン国消滅まであとウン十年?国会中継せず、予算十数兆使途不明その他、デタラメ国家の末路ですかあ
少子化ほかでニホン国が消滅するかもという某超有名企業の経営者のお言葉に戦々恐々とするキジダダ総理。彼の癒しの時間をじゃまするのは…
久方ぶりに規制のない大型連休後、日常に戻ったニホン国。移動しまくった人もそうでない人もそれなりにいつつ、じわじわと新型肺炎ウイルスの脅威が戻りつつあったが、ここ、官邸では別の脅威?におののく人物が
「あのデスラ社のトップ、インロン・パスク氏がニホン国はそのうち消滅するとかツィートしたとかなんとか。せっかく、連休で外出も多く、盛り上がってきたのに、水を差すようなことを」
と、ブツブツ言うのはキジダダ総理。奥様オリジナルブレンドのアロマオイルの匂いを嗅ぎつつ、
「し、しかし、まあ、その国会中継がないせいか、サヨクどもだのリベラルだのの動きがあまり大きく取り上げられないし。まあ数千万、一市民に間違えて振り込んだとかのほうが」
“それは、マスコミの忖度のせいですよねえ。なにしろアベノ元総理の側近がニチニチテレビに天下りされたそうですし。はあ、貴方方三人は、ほぼ同罪なんですねえ。誰が一番とかいうわけではなく、ジコウ党一蓮托生というか、同じ穴のムジナがいっぱいというか”
とつぶやくのは毎度おなじみ地獄の書記官、今回はアロマオイルを温め、香りを広げる陶器のディフューザーの表面からご登場である。
「な、なんだか妙な音がするが、き、きっと、アロマオイルが蒸発する音なんだ、そうに違いない。いや、あの誤った振り込み問題は、その税金で、振り込まれた奴が返さないとかいうから炎上して話題に、だな」
“まあ、それもあるでしょうけどねえ。税金というなら新型肺炎ウイルス対策予算の12兆円使途不明金のほうが高額ですよねえ。あの振り込みの400倍近い金額ですよねえ。ニホン国の皆さんは税金の破格の使い込みには騒がないんですねえ”
と、呆れたような地獄の書記官の声。それを聞いてキジダダ総理はつい、律義に反応し
「いや、新型肺炎ウイルスの対策にはいろいろと、そのお。が、外国人観光客を呼び戻す対策とかもだな」
“円安値上げで庶民は青色吐息なんですけど。やはり100万円しか交通費ないよおなどという国民に寄生した世襲議員だらけのジコウ党のトップだけありますねえ、キジダダさんも。お高いアロマオイルを贅沢に使いまくっていらっしゃるし”
と癒しの香りがでる器機からまったく癒されないセリフを吐く地獄の書記官。
「私だって、疲れてるんだ!え、円安が続きまくってあちこちから、いろいろ言われるし。し、しかしだな、この機に輸出を大々的にとか、海外から人を呼ぶとか。ガース前総理もこの円安を機になんたらとか言ってるし」
“はあ、アベノ元総理といい、ガースさんといい、皆さんいい加減というか、現実をみてないというか、大半の国民にとっては死活問題なんですけどねえ、各種の値上げで。企業にとっては減益のほうが大きいとかいう回答もあるそうですしねえ。それにだいたい新型肺炎ウイルスの件で、ニホン国訪問はねえという声もあるらしいですけどお”
「な、何をいうんだ!国外ではマスクを屋外で外していいと言い出したし、まあ私は自重すべきだとは思うが。わ、我が国でも外す方向で、訪日外国人をだな」
“それって科学的根拠に基づいてるわけではないんですよねえ。外国の趨勢に同調しただけというかあ。だいたいマスク外しながらマスク外しはどうのというのはオカシイとキジダダさん、ツッコミ入れられてましたよねえ。それに実はニホン国の新型肺炎ウイルスの死者は公式発表の6倍みたいですねえ。奪衣婆さんからも聞いたんですけど、どうもウイルスに罹ったようなんだけど、ろくに検査もされず、自宅待機というか放置で、あの世行きになったとか、言う人も少なくないですし。だいたいちゃんと死因検査してないみたいですねえ2
「それは、人手が足りないんだ、少子化で、その、なんだな。技能実習生などがくれば、そのほかにもまわせるはず」
“検査数が足りないのはオンミさんたちの方針のせいですよねえ、実習生関係ないですけどお。だいたい人手が不足するのは保健所とか病院とか、公的研究所の予算削りまくっているせいでもありますよねえ。国の理系研究所で率先して予算カット、人減らしですからあ”
「よ、予算を減らす方針はウイルスの蔓延前からだ!」
“だから、そんなことしたから緊急時に対応できなくなったんですよねえ。基礎研究とか公衆衛生とか基本的なことを疎かにして、どんどん不味いことになってるんじゃないですか。稼げる大学なんて言い出したら、ますますニホン国の大学のランキングさがりますけどお”
と、痛いところをつきまくる地獄の書記官。
「す、すべては外国人の受け入れをすればあ」
“そのう、まだウイルスはありますしい、ニホン国は徐々に感染者増えてますしい、外国人が大量に金を落とすかはわからないですよ。それに実習生さんもあんまり円安が進行しすぎると稼ぎが実質少なくなるからこなくなるかもですよ、ただでさえ、偏見だの差別だの多いし”
「いや、それはニホン国には外国人が少ないというか」
“ニホン国が受け入れないからですよねえ、ともに暮らす相手として。難民認定はしたがらない、非欧米系はいれたがらない、実習生の名のもとに低賃金が横行ですからねえ。入国のときにひどい扱いで死んだ人も少なくないし”
「ぶ、文化的に移民は受け入れがたいというか」
“カレーとかラーメンとか外国の食べ物とか文化は無節操に受け入れるのに、人はダメなんですかあ。そして教育だのを疎かにしてたら、そりゃ少子化で人が減りますよねえ。女性や子供への扱いもロクでもないですしぃ”
「そ、そんなことは!い、いや空耳だ。つい、うっかり幻聴と会話してしまった。か、香りをもっと強くしなければ」
どディフューザーをいじくるキジダダ総理に
“あのオイルもう蒸発してますけどお。基本的なことをしっかりやらないとどうしようもないんですけどねえ。まあ、生きてるうちにきちんと権利主張して、闘っていけばいいものを死んでからグチグチいう人が多い国ですから、こういうしょうもない人々が与党で居続け、じわじわと滅んでいくのも仕方がないんですかねえ”
と、ニホン国消滅とともに地獄の衰退?を憂う地獄の書記官であった。
このコロナ禍で少子化だの様々な問題を放置してきたのが、一気に吹き出てきた国があるようですが、一向に改める気がないどころか、まだまだ国民から搾り取るんだーという政府に国民は搾取され続けたままでいるんでしょうかねえ