マジ暑すぎて辛い…w
どうか雰囲気に誤魔化されないで
意味なんてないんだから
この夏の詩には
~猛暑~
透明になりたくて
炭酸水を飲んでみる
汗をかいた僕は夏の解答欄
─── あついね ───
~残影~
駅舎に生ふ夏草の青みで
気紛れに電車が停まる
そんな夏もあっていいと思ふ
─── そうだね ───
~空腹~
そんな夢を視たら
夏野を因数分解してから
また眠ればいいよ
─── なつだね ───
~自傷~
入梅を告げる空気感に夏蛙
勢いよく跳ねたもんだから
左手首を切られてしまった
── なつかぁ ──
~避暑~
だから今年も
排水口を掃除して
僕は避暑地に入ろうか
─── きらいなの ───
~青空~
夏守りをメメントっとっとッ
分からないことはそりゃいっぱい
とりあけずモメントっとっとッ
─── どうだろ ───
~解除~
それぞれのことを知って
変身譚に思いを馳せた
哲学の春を越えて夏の風
─── すきなの ───
~矛盾~
綺麗事は今日もまだ綺麗で
素直な通学路の彼方までも
ハンドディファンで消夏したよ
─── わかんない ───
~無風~
玉響ゆらゆら僕のこえ
玉響ゆらゆら君をこえ
玉響ゆらゆら夏やなぎ
─── なによそれ ───
~解答~
硬い殻に覆われて
一人で立てない√夏
これからにかける
─── 結局気分だよ ───
【おまけ】
~びえん(泣)~
咳をしても皆
嚔をしても視んな
夏に一人目立ち
尾崎放哉の名句
<咳をしても一人>のパロディー
投稿の都度言っているよう気もしますが、お久し振りです。髪の毛先で湿度を測ることのできる語り手です。いやはや、暑い! しかも梅雨! さらにマスク着用ときてる。髪の毛がうねるうねるの大反逆。この季節は辛いですね。思うに現実の夏が好きな方はだいぶ少ないのではないでしょうか。創作では、季節の神のように扱われる『夏』ですが、少し考えてみるとこれと言って秀でた点はありません。まあ、『秀でた点』なんて言葉を使っている時点で私は、何か重要なことを見落としているような気もしますが。
私は四季の中では特に、秋が好きですね。空気がすんでいて、清涼菓子ような暮れの雰囲気はたまりません。
とかくに、夏、、マジ暑すぎて辛い…w
※読み
消夏・玉響・√夏・嚔
※注意
(『w』は笑うの意のネット用語)
(『…』は正しくは2つ並べて使う)
(『今回の詩』、全部テキトー)