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大正華族 輪廻転生  作者: 咲久良葵莉鈴
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兄のユウジン

今、私の目の前には凄い美少年がいた。

兄様は和服だがこの人は淡い紺色のスーツを着ていた。身長は兄様くらいの高身長ですらっとした体型に真っ黒い髪、切れ目の黒い目一つ一つパーツが完璧ってくらい整っていた。兄様と並ぶと絵になる。


彼は自己紹介した。

「初めまして、伯爵子息の北条千影と申します」思わず見とれてしまった。その整った顔がにっこり微笑むように私に向けてきたからだ。顔が赤くなってしまった。


息を整えて私も自己紹介をした。

「初めまして、伯爵令嬢の近衛雪香と申します、兄様がお世話になっています」そう言ってお辞儀をした。彼は「まだ、小さいのに偉いんですね」といってにこって笑った。


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