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獣の道  作者: 巫女吉
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微生物

人生とは暗闇のトンネルを一条の光を追って走っているだけのマラソンだ。

迷い、苦しみ、踠き、そして光が見えたらそこで終わりだ。

そんな終わりを見たときに、私は獣になっていた。


人生を終えたと思ったら、人の形をしたい獣になっていた。

心が荒みすぎたか。

周りから守銭奴、餓鬼など言われていたが、自分の人生だから気にしない。


楽しく生きてきた。妻も子供もいる。

34歳か。それなりに幸せも味わえた。

だから、もう満足してしまった。


だから、もう決めた。

獣になろうと。

何がいいかな?


魚?毛皮つきのなにか?鳥?微生物?ウイルス?


ウイルス?ウイルス?


人生をウイルスにかけてみるのも悪くわない。



ウイルスになれるように神に祈った。


80歳で死んだ時、俺はウイルスになっていた。



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