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第0話 転生

気が付けば知らない白い空間にいた。ここはどこなのだろうか?しばらくこの空間について思案していると自分の後ろに気配を感じ振り向いた。


振り向いた先にはひげを生やした白髪のおじいさんが立っていた。


(私に気付かれずここまで来ますか。ただ者ではないですね)


「そりゃそうじゃよ、私は神なのだからな」


(神ですか、まぁ何でも構いませんが。心の声聞こえているようですし)


「確かに聞こえるのじゃが、少しは喋ってくれてもいいのではないか?それとなぜにそこまで落ち着いておるのじゃ」


「これは、失礼しました。なぜ落ち着いているのか?ですか、まぁ慌てたところで何も変わらないからですね」


「達観しておるのじゃな。お主今自分がどうゆう状況かわかっておるか?」


「ええ、あなたか来るまでに一通り頭の整理は付けましたので」


私こと保城ほうしろレンはこの場所に来る前に死んだのです。理由は病死、7歳のころに余命宣告を受けて10年から15年くらいで死ぬといわれていましたが17の誕生日に死ぬとは思いませんでしたがそんな過去のことはもうどうでもいいのです。


「どうでもいいて・・・さすが天才と呼ばれていただけのことはあるほかの者とはちがうのじゃ」


「それで私はどうなるのですか?」


「うむ、お主には転生してもらおうかと思っての」


神が言うにはこうゆうことらしい。転生というが新しく生を受けるわけではなく、事故で死にそうになっている中学生の男の子の体に入りその子として人生を生きるということらしい。


「私が入って生きることができるのならその子はまだ生きれるのでしょう?」


「無理なのじゃ、その子はいじめられておってのあまり生きていたいと思っていなかったのじゃ。生死を分ける事故で精神は死を選び体に思考はないからまだ無事ということじゃ。まぁ、わしが少し保つのに介入して安定させているのじゃがな」


「なるほどわかりました、ただし少し条件があります」


「なんじゃ?こちらが持ちかけておぬしの飲める者は飲もう」


それから、少し神と話をしていたら、時間が迫ってきた。


「そろそろ時間じゃ、では転生させるぞ」


「はい。そういえば言ってませんでした。すぐ帰ってくる可能性もありますが新しい生を頂けること感謝しております」


「ではな」


最後に神の声を聞くと私の意識はだんだんと遠のいていった。これから始められるかもしれない新しい人生に柄にもなく心を躍らせながら。


先ほどまで完璧なおじいさんだった神の容姿や口調が若々しいものに戻っていく。


「行ってしまった。しかし、転生条件にあんなことを提案したのは彼が初めて、面白いから許可したがどうなるか気になるところだけど」


レンが神に対して出した条件は2つ。

1.保城レンとしての記憶の全てを持ったまま転生させること。

2.私が転生する体の持ち主に真相を話し受け入れてもらえなかった場合は即座に私の魂を回収すること。


「あ、彼に行く世界が乙女ゲームやギャルゲーの舞台になっているの言うの忘れてしまった。まぁ、彼ならなんとかするから大丈夫かな」








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