命を繋ぐ者
あれから時は流れ、十年が経ったこの日。ある家族に女の子と男の子の双子が生まれた。
「おぎゃぁぁあおぎゃぁぁあ」
「おんぎゃぁぁあ」
娘に妹と弟ができた。
「可愛いなあ」
父は笑う。
「羽南、と、春哉」
名前は皆で決めていた。娘も大喜びだったの。
「ママみて、二人の首のとこにお星さまみたいなあとがある!」
指差す先には、確かに星形の小さなアザがあった。私は笑う。
「きっと、生まれ変わる前に繋がりがあった二人なのかもね」
娘も笑う。
きっといつかこの二人と出会う人たちもも、生まれ変わる前に知り合った人なのかもしれないね。
笑い声が響き渡った。
この家族は知らない。この二人が将来、前世に出来なかった夢を叶えるために行動する事を。そして二人の前世が白崎黒羽と、白崎晴輝であることを。
天使は言った。
『生まれ変わったら、前世に出会った人達に会ってください』
悪魔は笑った。
『本当はダメなんだけどね、例外は付き物だし』
ミルクと呼ばれる可愛い天使が泣いた。
『また会いましょうね!!』
シルクと呼ばれるカッコいい悪魔が苦笑した。
『あなた方はもう人間と言えるかどうか…まぁとにかく出会ったらその時また、声かけますから』
ふと思い出すその会話、一体いつこんな会話をしたんだろうかと私は悩んだけど…覚えていない。
「羽南、お姉ちゃんが遊びに行こって」
春哉がにっこりと笑ってそう言った。なんか懐かしいんだけど…。思い出せないし、と首を振ると
「じゃあ早く準備しないとね!」
と言って春哉と駆け出した。
期待ハズレの残念な最後になってしまったり、途中からもうなにしたいのかわかんないような話の進み方になってしまってすみません。最後まで読んでくれた優しい方、本当にありがとうございました!




