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命を繋ぐ者。  作者: 夢迷四季
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傷だらけの少女

暗めの物語のまま先に進むので気を悪くしたらすみません。ただ書きたいと思って書いたので、文章的に可笑しかったら笑ってください笑

「私は生きてるのか」

ついさっき試したばかりの腕をみて確認する。また、自傷(じしょう)してしまった。中学に入ってから私の自傷行為はさらにエスカレートして、爪から(はさみ)、鋏からコンパス、コンパスからカッターと、現在カッターにまでレベルが上がってしまった。きっかけは友達の菜々美。彼女は母子家庭で性格が歪んだと自分で言っていた。彼女の(すす)めで私もどんどん自傷にハマって、依存症(いぞんしょう)となった。親には何度も何度も「やめろ」とか「自分を傷つけても意味無いから」とか言われたけど、自分の身体だし自分の人生なんだから好きにしろと言ったのはどこのどなたでしたっけ?笑っちゃうよね、今さら親ずらしてさあ!なんて思うことも多々ある、ごく平凡な毎日を歩んでいる私。今は中学3年受験生。


中学2年二学期の秋、私の性格がもっと歪む出来事があった。それは中学生でよくあるイジメだ。普通とはちょっと違う、LINEイジメだったから対処法がわからなくて手こずった事をよく覚えている小さな出来事。なぜ小さな出来事なのかと言うと、小学校の時にも二回イジメを受けたからというのが理由。一度目は小2、二度目は小6。だから慣れていると思い込んだのだろう。その時にも精神的に傷を負っていたのに我慢してたから、中3になって爆発してしまったんだと思う。そして中2。LINEで班のグループを造って話してるときの事、私の病んだ一言が引き金となり喧嘩となったグループの会話。そのうち怒った男子 K は「お前を潰そうと思えば簡単だからな!」と言ってきた。私は「やれるものならやってください、殺して下さいよ」と挑戦的な態度をとってしまったことで、長い長い一日が始まる。私がイジメを受け始めたのは喧嘩の翌日で、始まりはそこまで酷くなかった。ただ K が睨んでくるだけだった。藤原は同じLINEのグループで、会話を見てしまったようでずっと「大丈夫?」と声を掛けてきたことが印象的だった。それからは日に日にイジメがエスカレートしていって、ついには藤原までもがハブられるようになってしまった。《私のせいだ、私が K を怒らせてしまったから……》この時多分、心に大きく深い傷を負ってしまったのだろう。後に私は友達に相談する。綾は「大丈夫?」とか「先生に相談しないと!」とか言ってくれてたっけ。でも私は「大丈夫大丈夫」、「そこまで酷くないし」なんて言って物事を軽く見てた。どうしてこの時助けを求めなかったのか……。きっと本能ではわかっていたんだ、綾は私の話をちゃんと聞いてないって事に。だから本当に相談する事はできなかったんだと思う。それから私は瀬南と菜々美に相談した。LINEでグループを造ってそこで話した。でもそれはまたイジメが悪化する原因となってしまい、それに気付かなかった私は、瀬南と菜々美が自分を裏切ったことにも気付かなかった。そして自分の心の傷にも、気付かなかった。


二人に相談するようになってから状況はさらに悪化した。男子たちの半分がイジメに参加するようになり、女子は私に近付かなくなった。理由は簡単。瀬南、菜々美に相談した内容が全てスクショ(スクリーンショット)されていて、 K に送り、それをLINEのクラスのタイムラインに私に見えないように載せたからだ。そのスクショには私と藤原がいつどこにデートするか、とか私の感情大爆発したコメントとかばかりが載せられていて、皆引いたんだと思う。これは仲の良い方の友達に教えてもらった事だから、本当はよくわからない。でもこれで私は確信した。瀬南と菜々美は私を助けるふりをして、ずっと裏切っていた、ずっと迷惑に思っていたんだ、と。そして私は学校に行けなくなった。


1週間程度だろうか。ずっと家から出ずにこもって勉強していた。怖かった。学校に行けばまたイジメられる。ぶつかられたり大声で言われたくないこと言われたり、好きな人の悪口聞かされたり、授業中紙屑投げられたり、バイ菌扱いされたり……苦しかった。そして学校に行くと必ず頭痛、腹痛に襲われるようになった。もう……堪えられなかった。傷付きやすい私には自殺するのに充分な理由が出来たな、と冗談でも考えたりしないと可笑しくなりそうだった。そうしたら担任Aが私を学校に呼び出した。とりあえず行く事にしたが、ずっと家にこもっていたせいでちゃんと歩けなかった。あんなにも嫌だった学校から呼び出されたから行くって、可笑しいでしょう?理由は多数あるけど、一番の理由はネットの友達からの応援だ。スマホ(スマートフォン)を初めて持った中1の時、LINE以外のチャットアプリを使用して知り合った日本各地に住んでる友達(ネト友)。その人たちは顔も名前も知らない私と友達になってくれて、ずっと情緒不安定な私に声を掛けてくれた。そう…かけがえのない存在と言うのが一番しっくりくる。ずっと話せるわけじゃない、それぞれの事情で二度と話せなくなる人もいる。だからこそ出逢えた事に感謝して一瞬一瞬を大切にする。そんなことができるようになったのはきっと、ネット上に友達が出来たからだと私は思う。…少なくとも私は。私が休んでいた間はその人たちと話していて、そのおかげで見も心もだいぶ回復した。あとは、休んでいた間に瀬南と菜々美からLINEがあって、それぞれが「瀬南は(菜々美は)裏切ってたよ!」と自分は悪くないから、みたいな事を言ってきた。加工したLINEの個人チャットの画像まで送ってきてショックを受けた。正直呆れた。だから学校へ行って全て話そうと思った。学校に行くと担任ともう一人、生徒指導担当の先生がいた。全て話したけどどうやら伝えきれていなかったようで、《あー…ダメだなこれは。多分誤解されてる》と思った。思った通り誤解され、瀬南たちの事言ったら瀬南たちは言い出しっぺは黒羽だ!と言い始め、結局私のせいにされた。悪い予感が見事に的中してしまった。私の心の傷を癒してくれたネト友、稜(♀)に報告すると彼女は凄く怒ってくれた。私のために、私なんかのために怒ってくれて、イジメてきたやつら潰してあげるよ!とまで言ってくれた。でもそれはさすがに稜には悪いし、また私のせいにされたら今度こそ立ち直れないから、気持ちだけで十分だと言って断った。そりゃあもちろん辛かったしやり返したかったけど……もうそこまで自分が大切だと思えなくなってたし、堪えられないくらい辛くなったらいつでも死ねるから…だから私は身を引けたんだと思う。言い方を変えればどうでもよくなったって事だけど、それだけに心も軽くなった。そして私は学校へ行った。その日はちょうど終業式で、次に学校に来るのは春休み後となる。《瀬南と菜々美にちゃんと伝えられるかな》私の全てに傷をつけた我儘な二人に、これからはいつも通りでって伝えられるかな。……そうして中2が終わる。


今思えばよく許せたなと思う。だって自分を傷つけた人間だよ?裏切って、「信用した黒羽が悪いから」って言ってきた人間だよ?私はどれだけ駄目な人間なんだろうとさえ思ってしまうくらい。ただ、それがあったから私は変わってしまったのは確かだ。何に対してもどうでもよくって、「なんでもいいよ」「別に欲しいものないし」「ふーん、よかったね」ってそればかり。自分でもよくわかんないけど、人混みとか行くと必ず体調崩すしって感じで人との関わりじたい断ち切ってしまいたいとすら感じてる。私は……まだ変われるのかな。


ふと目を覚ますと自分の部屋のベッドの上だった。変わらない朝、つまんない朝、また外に行かなきゃ……。現在中3の冬休み三日目。冬期講習は午前11時から午後10時までの約十一時間で、歩いて三十分の塾に行かなければならない。最初の頃は塾も楽しかったけど、通常の時一度疲れて自習行かなかっただけで、父親に「もう塾やめるんだね」って言われ続けて苛々しながら体調悪くても無理矢理塾行くようにしてたら、楽しくなくなって結局どうでもよくなった。それでも楽しみはある。塾に行けば自傷出来るし、それを「病気だ」と言って止めようとする母親もうるさい父親もいないから。だから全部が全部嫌いって訳じゃない。ただ、先生に話し掛けられることが無くなって、嶺ちゃんと私と先生の三人で話してるとき先生は私を一度も見ないから、私の存在は邪魔でしかならないんだと思った。多分私に呆れたんだと思う。授業中寝てるし成績は上がらないし、遅刻までしてしまったから……。まぁ自分が悪いんだよね、これも。だって生活リズム狂わせたの自分自身だし。そしてまた私は大切だったモノを捨てました。塾へ行くことで楽しいと感じたことも、思い出も全て溝に捨てました。それからは毎日適当に勉強して好きなことしてネト友とばか騒ぎして過ごしてる。外に行くと辛いし体調崩すしで良いことないから、ホントに用がある時以外は家で過ごす半分引きこもりになった私。(今のうちにエネルギー溜め込んで置かないと…)学校始まったら疲れるから。毎日同じことばっかり繰り返す私。そんな私、白崎黒羽に神様は最後のチャンスをプレゼントしてくれたのかもしれない……。

出来ればアドバイスをください!

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