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~1~ 入学式の前
おはよう純!」
「おはよー」
私は私立上山高校1年生の高浜純。今日が上山高校での最初の一日目。小学校からの幼馴染の天野沙織と一緒にこの学校に受験をし、2人とも合格をした。
「また純と一緒だね」「うん・・・」
私は高校になってやりたいことがあったそれは・・・
金持ちのお坊ちゃまと付き合うこと!だった。
この高校は金持ちの人がよく集まる高校で有名だった。そんな時一台の真っ黒な車が私たちの前を通り過ぎた。そして少し前の昇降口前でその車は止まった。
「ねぇ あれってもしかして・・・??」
そう、私たちの学年に昇降口まで車で送ってくれるお坊ちゃまがいた。
執事が車のドアを開けたとたん背が高くカッコイイ男の人が出てきた。回りの人もみんなその人のことを見て目が輝いていた。
「沙織、なんであの人はあんなに輝いているの?」
「さぁ・・・でもすごく豪華な暮らしをしているんだね。それにあんなにかっこよくて・・・私好きになっちゃった」
「私も」
「じゃあどっちが先にあの人と付き合うかね」
「わかった負けないから」
と高校生活初日からこんなんであった