怖かった
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:怖かった
怖かった。
俺はつい先日、
あらぬことで
人生を決定させられるほどの
恐ろしい状況に遭ってしまった。
殺人者と間違えられかけたのだ。
とある日、公園を歩いていたら
そこに倒れている女性が居た。
もちろん俺は何もしていない。
ただ普通にいつものようにして
ウォーキングがてらに
その公園を歩いていたところ、
女性が1人倒れていたのだ。
周りには誰も居なかった。
でもその女性のそばに財布が落ちており
両親が既に他界して
生活苦に追われていた俺は、
その女性の安否より先に
財布のほうに目が行ってしまった。
そしてつい、
その財布を奪って逃げてしまったのだ。
文字通りにこれが運の尽き。
自業自得で俺は捕まった。
女性は他にも私物が盗まれており、
それから警察は
物取りの先で捜査を始めたが
なんと先日の夜にその女性が
性的暴力を受けて居た事もわかり、
俺がその犯人に疑われた。
「違うんです!僕は財布を取っただけで、本当にそれ以上の事はやってません!」
財布を奪って逃げた事は俺の罪。
でも殺害まではしていない!
しかし警察は、
「女性に暴力を働き、私物を奪ったところ財布を落としていた事に気づき、また現場に戻ってきたんじゃないのか?」
と当然の様に疑ってきた。
そう思われても
本当に仕方がない状況。
でも俺は本当にやってない!
でもその後すぐに真犯人が見つかり
俺に対する殺人の容疑は晴れた。
俺も刑事処罰を受け罪を償ったのだが、
自分に対する膨大な後悔と
どうしようもない悲しみと、
そのことがきっかけで
誰にも知れない精神疾患を患ったのだ。
(カクテルバー)
あれから数年が過ぎたが、
今もショックから立ち直れない俺。
「…自業自得とは言え…今日はどっか飲みに行こうかな…」
なけなしの金を持ち
俺はそれからバーへ行った。
カウンターについて飲んでると
1人の女性が声をかけてきた。
真世「なんだか落ち込んでますね。もしよければご一緒しませんか?」
彼女の名前は盛輪 真世さん。
都内で精神ヒーラーの仕事をしていたようで、
なんだか落ち着きのある人。
しばらく喋ってると
不思議な感覚がしてきて…
「昔どこかで会ったことのある人…」
のようにも思わせられる。
そのせいか少し心がほぐされ、
俺は今の自分の悩みを彼女に訴えていた。
真世「PTSD?」
「…いえ、そんな大それたもんじゃないとは思いますが、でもそれになんとなく似てて…」
自分がしてきた事の罪を
彼女に打ち明けていた。
なんとも不思議だった。
そんなこと、
普通は他人に話したりしないのに。
でも彼女は
親身になって俺の話を聴き、
こんな俺を助けてくれたんだ。
真世「それではぜひ、こちらを飲んでみて下さい。これは『Daily Record』と言いまして、今回新しく開発された医療界でも珍しい新薬です」
「……は?なんですって」
真世「『2度ある事は3度ある』とも言いますが、いちど起きた事はその後も癖付くように、その人の人生でまた起きたりもするものです」
真世「きっと今差し上げるそのお薬は、今後のあなたの助けになってくれるでしょう」
差し出してきたのは錠剤。
「Daily Record」なんて、
なんか大層な変な名前が付けられているが、
でもこれが本当にその後の俺を救ったんだ。
俺はその錠剤をその場で飲んだ。
(2度目のトラブル)
それからわずか数日後に
またトラブルに遭ってしまった。
俺はあれから奇跡的に就職することができ、
それなりに生活も潤ってきていた。
でもその会社は実はブラックで、
裏でかなりの悪業を働いていた。
密室の中で、特定の人に対する
暴力事件・モラハラの様なことが起き、
その責任を
何も知らない俺になすりつけられた。
「な、なんで俺なんですか!?これって普通の飲み会じゃなかったんですか!」
何を言っても
一般的にはもうあとの祭り。
被害者は女性で、
男性が加害者と言う時点で
世間はその目で見てしまう。
しかし俺が1人で居た時、あの人が現れた。
真世「今こそ、あなたのパソコンの中にある『hidden truth of everyday life』と名前のついたファイルを開くのです」
真世「それを全部警察にでも提出して、事の真実を暴きなさい」
警察が俺の所にやって来るその直前、
俺の自宅リビングにいきなり現れ
そう言って消えた彼女。
「あ…あんた一体、何者なんだ…」
言い合える前に彼女は消えた。
でもそれからとりあえず
すぐ彼女に言われた様に
自分のパソコンを見てみると…
「…このファイル…?」
確かに「hidden truth of everyday life」
と名前のついた
そのとき初めて見たファイルが
俺のパソコンの中にある。
「…こんなファイル、作った覚えないのに…」
でもそんな状況で迷う間もなく、
俺は言われた通り
そのファイルの中にある動画データを
全て警察に提出。
(事情聴取)
警察1「…日付から間違いないな…」
警察2「鑑識の調べでも、改竄された様な痕跡はありません」
信じられないことだが、
闇に葬られかけていた
あの密室の中での事の事情・真実の全てが
その動画ファイルに
初めから終わりまで記録されていた。
動画の真実性が結果的に認められ
俺は釈放。
そして俺を罠に掛けようとしていた
真の黒幕こと、その会社の社長と専務が
その証拠により捕まった。
(この一連を遠くで見ながら)
真世「フフ、よかったわね。私が彼に飲ませた『Daily Record』は、彼にも誰にも気づかない程のミクロドローンを彼の周りに作り飛ばして、彼の日常に起きる出来事の全てを記録するためのもの」
真世「私は彼から生まれた生霊。彼の人生を守るためだけに現れた。彼がもし罪を犯して居たならその罪もあの動画に記録される。『Daily Record』はどこかに必ずその記録物を残すからね。今回は偶々その記録先がパソコンだっただけの事」
真世「隠蔽工作。人間は欲望によりとかくこんな事をしがちだけど、今回の事件については確かに彼は明白だった。何も知らなかったのよね」
真世「全ての人の日常の記録をこんなふうにして明るみに出す手段があれば、所構わず起きる犯罪は闇に葬られる事なく、裁かれるべき人が裁かれるでしょう」
真世「でもミクロの目を作らなくても、神様は全てをご存知。悪業を働いた人には、たとえ人の目をかいくぐれても、その裁きの日が必ず来るわ」
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=iidAGSm6VSU&t=220s
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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