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私が城壁に囲まれた街の城門が見えるほど近づいた。

門番の人に『冒険者カードを提出しろ、もしくは銅貨六枚払え』と言われてしまい困っていると背後から聞き覚えのある声で『はい、こいつの分の銅貨六枚と私の分だから早く通して』と言ってお金を門番に渡した。

「二人分で銅貨十二枚ちょうどだ。通ってよし、楽しんでこい。さあ次の奴…………」

そして私とあの女神は街に入った。

「三原早く行くよ。私が何も説明せずに送ったから何も知らないでしょ、この街は"城壁都市デモンズ"昔に悪魔族を討伐した伝説の勇者が作った街だ。今は悪魔族との不戦条約があるから"今のところ"は平和……だけどいつ戦闘になっても大丈夫なように冒険者ギルドを作った。

冒険者ギルドには認可が必要だけどアンタみたいな不死族でも冒険者として登録出来る制度が今はあるからまずは認可申請をするためにギルドに行くわよ。三回申請通らなかったら討伐対象になる可能性が高くなるから本当に注意してよ!! というか三原はここでの名前何か考えたの? 登録するにしても怪しまれないようにしないといけないでしょ……だから私はミタマなのよ(本名は嫌いなのよ……だって玉嶋美玉(たましまびーだま)よ美玉って書いてびーだまって読むのよ!! ビー玉が好きでビー玉のように美しくなってほしいとか……意味分かんない!! 私はもっと普通の名前が良かった。こんな名前だからイジメられるし……まあ最終的にはビー玉の製造の会社に就職できたからそこだけは良かったけど辛いことのほうが多い人生だったな)だからアンタは登録する名前真剣に考えなさい、ギルドは活動する最中名前は変えられないんだから本当に真剣に本気で考えなさい!! ギルドには私が案内するから着いてきなさい」

認可申請をする理由としては、やはり人間として登録して不死族や魔族などと後々分かると街が混乱するからだろう

私は女神ミタマにギルドまで案内してもらう最中に言われた通り登録する名前を考えた。

「ミタマ様言われた通り考えました。名前はトレス・レヴァイス、もし愛称を聞かれた場合はレヴィと応える。そうすれば怪しくはないと思いますけどどうでしょう?」

「まあいいんじゃない?(すぐ決めすぎて後悔しなきゃいいけど)」

そして十分ほど歩きギルドに着いた。

「三原着いたぞ。じゃあさっそく認可申請しに行くよ」

「分かった」

カランカラン

「冒険者ギルドデモンズ支部へようこそ!! 今回はどのようなご用件でしょうか?」

「今日はこいつの認可申請に来ました」

「……と言いますとこの方は人間族ではないのですね。少々お待ちください準備を致しますので」

そして十七分後受付嬢が「認可申請試験の準備が整いました。まず最初にギルド職員六人と面接をしていただきます。その後四人の冒険者様と面接・模擬戦その後に当ギルド最強と言われている試験官と戦ってもらいます。最後にギルドマスターと面接しその総合的に判断し結果をお伝えします」

「ミタマ様はもう登録は済ませたんですか?」

「とっくに済ませてる。それにアンタの登録もこれからやっとくから行ってきな」

そして私は受付嬢に連れられて認可申請試験の会場に向かった。

場面はミタマに変わる

私は受付に向かい三原の登録を済ませることにした。

「さっき連れて行かれた男を冒険者登録してほしいんだけどいい?」

「構いませんが、最終的にはご本人様に確認してもらいます。勝手に登録した後脅されて無理矢理依頼を受けさせられ殺された人もいますので」

三原和孝(みはらかずたか)改めトレス・レヴァイスと登録した。

そしてアイツを待つ間依頼を受けることにした

「なんか良い依頼ないか?」

「良い依頼……ですか、じゃあこれとかどうですか?」

レッドドラゴン一体討伐か

「こんな簡単なものでいいのか?」

「かっ簡単!? 報酬がいい割に危険すぎるからあなたには絶対無理だと思って自分で決める大切さを分かってもらおうと思ったのに……まあ簡単っていうならやってみなよ!!」

「それじゃこれ受ける。転移」

ヒュン

「なっ!? あんな若い子が転移魔法を!?」

ここがレッドドラゴンの住処か

「貴様ここがどこか分かってて我等の住処に侵入してきたのか?」

「そうだけど何?」

「なら死んでもらう!!」

消滅(エタンドル)消滅消滅消滅消滅…………」

私は消滅魔法でレッドドラゴンを消し続けた。

「なっなんなんだこの化け物は!! お前たち早く逃げろ俺が時間を稼ぐ!!」

「しかしそれでは族長が!!」

「俺はどっちにしろもうすぐ寿命だ。お前たちは俺の宝物なんだ最期まで護らせてくれ」

「……族長……ご武運を!!」

「アンタは逃げなくていいの? まあ逃げても逃げなくても殺すけど……安心しなさい魂は救われるから」

「俺の魂より逃げた皆の魂を救ってくれ……なんて貴様に言ってもどうしようもないだろうがな」

「先輩たちに伝えとくよ……私これでも女神だから」

「本当なら伝えといてくれ……さあ、始めようか」

無限(エンドレス)グーパン」

ドドドドドドドド

はい瞬殺

この殺した族長をバラしてギルドに持って行こう

「転移」

「戻ったわよ〜……はい、これで充分でしょ」

ドン……ドンドンドン

「……ほ、報酬どうしよ……ギルドマスターになんて説明しよう。私が焚き付けたなんて知られたら……」

そして私がレッドドラゴンの族長のバラした死体を見せていたらトレスが

「ミタマ様〜認可申請試験……合格しました!!」と報告をしてきた。

「これで無事この街で自由に行動できるな。おめでとう」

これでサポートもしやすくなる

私とトレスは幾つもの依頼をこなした。

そして十年後トレスは魔王になった。

眠りたいばかり言っていたことから"眠魔"と呼ばれた。

一方私はこのことをなぜか評価され通過儀礼を突破し一人前と認められた。

だが私はトレスのサポートは続けている

もうアイツなしでは生きられない……いわば相棒だからな


おしまい


読んでいただきありがとうございます!!

なんとか書き終えました

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