表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネクシー 〜星見の少年と星霊の旅〜  作者: Nexie(ネクシー)
3/4

プロローグ:星船とネクシー

祠の奥に台座があり、壊れた星船の一部が埃にまみれていた。帆の骨組み、星晶が埋め込まれたパネル。おじさんが夢見たものだ。台座の横に古い紙。「ザストラ教団が星を旅する船を作った——ユウイチ」。おじさんの名前だ。「星の記憶を封じ、丘に隠した。次の旅人に託す」と続く。

「俺も星に行きたい」星船に触れると、星晶が強く振動し、祠が光に包まれた。「キーン」と高く鳴り、光が収まると青白い影が浮かぶ。小さな少女、星屑のような髪、透き通った瞳。

「……誰だ?」短槍を突き出し声が震えた。

「私はネクシー、星をつなぐ星霊。この星船に封じられてた。君が触れて目覚めたの」柔らかな声に、どこか懐かしさが混じる。

「星霊?村の噂じゃ呪われるって…おじさんと何の関係だ?」

「ユウイチは私の最後の旅人。星船を隠し、私を封じた。村を守るためだよ。彼の夢が君に届いた。君の手と短槍があれば直せる。星の彼方へ行けるよ」

星船のパネルに短槍を近づけると、星晶が共鳴し、光が船全体に広がる。壊れた帆が軋みながら浮かび、形を取り戻した。「これ…動くのか?」

「君の意志があれば動く。私と一緒に、ステラリスを探しに行こう」ネクシーの言葉に、ユウトの胸が熱くなった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ