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17 空は遠いようで近い

 空を見上げた。鳥が飛んでいた。遠いように感じた。


 だって僕は、空が飛べないから。いくら頑張ったって、今すぐにあそこまでは、行けないから。



 空を飛んだ人はいる。宇宙に行った人もいる。でもそれは、無装備ではない。鳥は、無装備だ。


「あっ」


 一瞬、目を離した隙に、鳥がよろめいた。そして、落ちてきた。何が起きたのか、分からない。


 色々考えているうちに、もう草むらにいた。


 すぐに近づけた。案外、空は近いのかもしれない。

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