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星が降る夜、一つ学園の中に閉じ込められて  作者: アーヤ
チャプター1 目覚める前の日常
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ゲーマーの星(2)

 日本について、家に戻る途中、音楽が聴きたくなって、私はスマホを取り出して、ヘッドホンにつなげた。


「……」


 お兄ちゃんどこにいるんだろう。車に乗って、新しい里親のところに向かったのは確実だけど、名前も変わっているかもしれないな。元の名前は星乃一月(いつき)だけど、変わっているとするなら、見つけるのはもっと困難になる。


 あの施設のスタッフは、いつも死んだ魚みたいな目だったな。きっとわがままな子供の対応で忙しいんだろうな。


 曲がり角に差し掛かった時、黒い服の人にぶつかった。


「……」


 顔を上げると、高校生が尻餅ついていた。

 黒髪に青い瞳の子。綺麗な目。


 ……この子の目は、淀んでなくて、真っ直ぐで綺麗な目。

 どこかで見たことあるような……?


「……前見てなかった。ごめん」


 そう言って、私は手を出してた。

 曲がり角で男子とぶつかる、っていう少女漫画的展開、本当に現実でもありえるんだなー。


「おっと、そこのお嬢さん」


 ん? 声のする方向を見た。

 そこには、不気味な笑顔で有名な「ガイ・フォークス」の仮面をつけた細身の人がいた。


「ほんの少しだけお眠りください」


 そう言って近づいて、催眠スプレーのようなものを顔に吹きかけられた。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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