表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
星が降る夜、一つ学園の中に閉じ込められて  作者: アーヤ
チャプター2 始まるわけのない絶望
38/69

#15

 昼食は味見沢さんを筆頭にパーティの話でもちきりだった。

 一番楽しそうにしていたのは、今羽さん……は二人いるから、華子さんと味見沢さん。


「はい、楽しそうにしているところ申し訳ないですが、先ほど皆様がつけている青いバングルのアップデートが完了しました。とっても嬉しい新機能を実装ですね」


「新機能って?」


「それは秘密です。来る時が来れば、すぐに使用します」


「また?」


「あ、それともう一ついいお知らせを。全員が、お互いに自己紹介を終わらせたみたいですね。良かったです。あとは、みんな自由に話してください」


「あの、星乃さん! えっと、お願いが、ありまして」


「オドりすぎ! あのね、星乃。アンタに似た子のコスプレ衣装、縫ったんだよね。そしたらさ、白石ちゃんがそれ着た星乃を撮りたいって」


「いいですか? ほんのちょっとでいいですから! 私の人生で、星乃さん以上に、あの服が似合う方に出会えないと思うので!」


「いいよ」


「よっしゃー! ほらほら、行こう! アンタの身長に合わせて作ったんだけど、着たまま手直しするし。あっ! アンタらにも後で見せたげるー」


 そう言って、夜空ちゃんの背中を押して三人は筆先さんの部屋に戻って行った。


「夜空ちゃんの身長に合わせたってことは、雅ちゃんは最初から着せるつもりだったんだね」


「『かわいい』もののコスプレなんて、永久保存に決まってます~♪」


 イブは笑って、また監視に向かった。

 充電式のロボットだから、充電しているとき以外は、ずっと歩き回っているらしい。


「冷ちゃん、どーしたの?」


「別に。考えていただけよ」


「ふーん。でも、どんな服かな」


「コスプレって、大抵フリルとか、リボンとかたくさんあるイメージだけど」


 どんな服なんだろ、楽しみかも。

 にしても、筆先さんってコスプレの趣味あったんだな、意外。


「さあてと、俺はまたマンガ読み行くかな」


 僕は部屋に戻って、執筆しようかな。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ