私と自然
木に触れると負の感情が吸収されるという都市伝説があるが、人の血を吸い取る『樹木子』という妖怪がいるため、あながち間違っていないのかもしれない。
これは余談だが、私が自然に関わると不思議なことが起こる。
小学生の時、ミニトマトを育てていたら、一つだけ普通のミニトマトの1.5倍の大きさになってしまった。それは重すぎて途中で落下し、ナメクジに食べられてしまった。
アサガオを育てたら、クラスで一番種の数が多かった。
中学時代、ツツジの花を理科の実験のために持ってきて、分解した時があった。
その時、私のツツジだけ、めしべが2本あった。先生曰く、突然変異でそうなったという……。
高校時代、自転車で下校していると左の手の甲にスズメバチが乗ってきた。
坂道を下っている時だったが、刺される可能性があったため、無表情で坂を下った。
あの時、どうして刺されなかったのは、今でも謎である。
生け簀で鯛を釣った時、それはかなりの大物だったのだが、私に釣られることを悟っていたかのように、おとなしかった。
このように、私が自然と関わると何かと不思議なことが起こる。
これが私だけではないことを祈りたい。