バカと天才
バカと天才は紙一重。
どこからがバカで、どこからが天才なのか分からないのに、よくもまあそんなことが言えたものだと思う。天才……天から才能を授かりし者のこと。または非常に優秀な人のこと……。
バカ……愚者。または行動や言動、思考がおかしい人……。
極端な例を挙げると、こうなったが……バカと天才をどう区別するのかは人それぞれであるから、誰にもその定義は分からない。
勉強面で言うなら『ド○えもん』の『出来杉 英才』くんだろうか。
彼は授業中にノートに何も書かない。なぜなら、授業内容を全て覚えることができるからだ。
そんなことができる人が実際にいるとしたら、これはもう太刀打ちできない。
しかし、現にそこまで優秀な人はいない。
それが例え、東大生だったとしても……。
運動面で言うなら……『ワ○パンマン』の主人公『サイタマ』だろうか……。
彼は22歳の夏から3年間、腕立て百回……腹筋百回……スクワット百回……ランニング10キロと冷暖房なし、そして毎日3食、食べる。
これらを毎日、欠かさずやった結果、無敵のパワーを手に入れた。
それこそ、彼は災害レベル『竜』以上か『神』クラスの敵じゃないと、相手にならないほど強い。
強くなりすぎてしまったと言っても過言ではない。
さて、次にバカについて……。
まあ、『ド○えもん』の『野比 のび太』かバカボンのパパを連想するだろうが……。
のび太の射撃速度は0.1秒(二次元のキャラで最速)だし、すぐ寝られるし、『あやとり』も異常にうまいため、勉強面以外を除けば、これほども者はいないだろう。
バカボンのパパは、幼い頃は天才だった。しかし、頭のネジが取れてしまったせいで、バカになってしまったのだ。
まあ、『これでいいのだ』といつも悟ったようなことを言う彼ほど、バカであることをなんとも思っていない者はいないだろう。
バカと天才は……人によってそれぞれその認識が違うのだということが分かったわけだが、自分がバカだと思うと、それが強力な自己暗示になってしまう恐れがあるのでご注意を。
では、またお会いしましょう。




