意外性とは何か
あー、意外性ねー。はいはい、まあ一言で言うと『スパイス』ですねー。
なんか物足りないなーって時に足してみたら、おいしくなったー。
そんな感じの何かですねー。
え? スパイスを入れすぎたら、辛くなって食べられなくなる?
それにスパイスを入れる=おいしくなるじゃないって?
はい、よく気づきましたねー。そう、意外性っていうのはタイミングと量が大事なんですよねー。
そして、逆に台無しにしてしまうこともあります。
じゃあ、早くそれを教えろ?
あー、それは無理ですねー。
なぜかって、それは自分でやらないと意味がないからですー。
え? 何? 偉そう?
お前みたいなやつの意見なんか一銭の価値もない?
そんなこと言わないでくださいよー。
たしかに私はまだまだ底辺ですけど、裏を返せば上に上がれる可能性で溢れてるですから、話だけでも聞いてくださいよー。
はい、それじゃあ、タイミングと量、そして意外性の有無についてお話ししますよー。
タイミングは、大きく分けて三つ。序盤・中盤・終盤です。
え? 長編の場合、どうするのかって?
そうですねー。じゃあ、始まり・色々・終わりに分けてみましょうかー。
え? 作文みたい? 何言ってるんですかー?
そうしないからエタるんですよー?
続きが書けないじゃなくて、終わりが見えなくなった……どう書いたら分からなくなったから、書けなくなるんですよー。
さて、この話はそろそろ終わりにしましょうかねー。じゃないと、クレームが来てしまいますからー。
えーっと、まあ、物語を大きく三つか四つに区切ります。
そのあと、どこに意外性をぶっこむのかを考えます。うーん、まあ、序盤は挨拶……自己紹介をしていますから、そこで意外性を入れても、んんん? ってなるだけです。
まあ、かなり刺激の強いスパイスを入れると、そういうのが好きっていう人たちは、わらわら集まってきますが……。
じゃあ、次に中盤です。
知り合ってそこそこ経ったから、もういいかな?
いやいや、それはないでしょー。
まだ旅の途中なのに、いきなりスパイスをぶっこまれても、はにゃ? ってなります。
どうしてこうなった……みたいになります。
はい、最後に終盤です。
さて、物語はいよいよ終わろうとしています。
旅の目的を果たそうとしています。
しかし、そこで意外な人物が……!
はい、これですね。終盤が一番盛り上がりますから、ここでスパイスをぶっこみましょう。
意外性っていうのは、やっぱり最後に入れるのがいいですねー。
ラーメンだって、出来上がったものにお好みで何かを振りかけ……まあ、無理に振りかけなくてもいいですが……。
えーっと、つまり、意外性っていうのは終盤か中盤と終盤の間くらいに、よいしょー! って言いながら、入れるのが妥当です。
量は、ほとんどの人たちがギャアー! って叫ぶくらいか、嘘やん……と思わず呟いてしまうくらい入れます。
えーっと、最後にそれの有無についてですね。
それはまあ、人それぞれなので……。
え? 逃げずに説明しろ?
あー、はいはい、分かりましたよー。(ハイライトオフ)
では、気を取り直して、意外性の有無について説明します。
スパイスというものは、今まで頑張ってきたものを味変させるものです。
なので、入れると味がガラッと変わります。
それが良くなるのか悪くなるのかは、入れてみないと分かりません。
正直……いやいやいやいや、それはないわー……ということになる可能性もあります。
あなたの物語(英語にしてね)がその例と言えます。
なので、意外性をよいしょー! っと言いながら、ぶっこむのには、それなりの覚悟が必要です。
あー、かなり書いた気がするなー。
けど、二千文字もないんだよなー。
でも、今日はもういいやー。
はい、ということで気が向いたら、また何か書きます。さようならー。