恋愛百物語
ものすごく短いです。あと、ちょっと電波です。
01. あのね、私ね、あなたが好きなんだけど、何もあげるものがないの。
だって幽霊だから。
02. 告白? くだらない。そんなことを考える暇があったら、さっさと次の問14を解きなさい。私はあな たの家庭教師なんだから。
03. きゃー! なんで先輩、私のチョコ食べた途端に、倒れたんですか!? ちょっとサルミアッキ (一般的にはまずいとされる飴)入れただけなのに!
04. あなたの歌を聴いた日から、私の世界から光が消えない。
05. ごめんね、せんせい、だんなさんがいるの。 あなたがおとなになっても、けっこんで きないの。
06. 痛い。いたい、いたい、いたい。
07. あなたは祖母が好きだった人で、母が好きだった人でもあって、私もあなたが大好きで す。・・・・・・たとえ人形でも。
08。 眠る。眠る。眠る。――眠れない。君のことばかり考える。
◇
ex. え? 恋バナで百物語? そんなの、のろけ話があふれるだけに決まってるじゃないですか!
恋愛小説で、短編が100話載ってる本とか、面白そうだと思います。
恋愛小説では、江國香織さんの作品が好きです。
お読みいただきありがとうございました。