現実世界の主人公の物語
取り合えず書いてみた感じなので、あまり真剣にならず、流し読みや自分と話してる感じで読んで貰えれば幸いです。
現実世界には主人公はいない。それは、殆ど物語の中の主人公達が一般人だからだ。
現実世界に主人公は一人もいない。それは逆に、一般人達が揃いも揃ってやる側から作る側に回らないためだ。
それが悪いとは言わない。しかし殆どの物語の中で、主人公格に据えられる者達は一般人や学生、やる側が殆どだからだ。
全てとは言わないが、殆どの書物や本は一般人や学生向けの本ばかりで、金持ちや権力者、大統領向けの本なんて殆ど無いだろう。
小説に架空の世界と人物を作り主人公にしたり、過去に存在した者達を主人公や登場人物にして物語を書いていても。自分達以外を物語の主人公や登場人物に据えるくせに、物語に限って自分達(現実世界の住人)を主人公にする小説が出てくることは殆んど無い。
自分達を例外に置き、皆に受け入れられる常識的な物語を作るのに。自分達の、自分の物語を作ろうとしない。
自分の小説を、自分が主人公の物語を。
現実世界の主人公の話し。
現実世界の主人公とは一体誰だろう。
金持ち、権力者、大統領。そのどれも違う。
物語の主人公はその殆んどが一般人や凡人、学生だからだ。
主人公に据えられる者達というのは、商業的な観点から見ればつまり。絶対数が多い者達の事。
ならば、ほんの数パーセントしかいない金持ちや権力者達を主人公にしても共感は得られず、得られたとしても絶対数が少なく本も売れないからだ。
先程も言った、自分達を主人公にした物語や小説が作られないのも。商業的な目線から見れば全くもって売れない事が予想されるからだ。
ビジネスは、商売は売れるか売れないか。売れない物を本にする道理は一つもない。
そもそも主人公とは、様々あれどある程度の共通点がある。
その内の一つが成長だ。
金持ちや権力者、大統領には成長という要素が殆んど無い。
なぜなら、この資本主義世界の中のトップ数パーセントの人種には、それ以上がない。金を稼ぐという至上も、力を手にする事も既に成されているからだ。
そもそも主人公の定義とは、程度の差はあれど。成長要素が必要不可欠な要素として機能しているからだ。
もう一つがドラマ。
分かりやすく言えば人との関係性や問題だ。
この人との関係性によって、偉業を成した者達も主人公格から外れる。
偉業を成した者達は、その殆んどが学生の様な一般的な人間関係を築いていなかったり、一般人の様に仕事をする当たり前の日常を過ごすことが殆んどないからだ。
最後の一つは、歳の問題もある。
典型的な十代、二十代と比べて三十代のおっさんを主人公に据えた物語何て殆んどないし、あったとしても全体から見て本当に少数だろう。
だとしたら、現実世界で最も主人公に相応しいのは十代、二十代の学生(達)という事になる。
中高生、または大学生の生徒達が。学校という舞台の中で成長し、人間関係によるドラマもあり。社会人になっていないため成長要素もまだまだ残している。
共感要素もあり、可能性にも満ち溢れている、現実世界の主人公はやはり、必然的に今の世界で言う学生達が該当するのだろう。