4はい、牢屋ですかこの野郎
誤字、脱字などあったらお知らせ下さい
囚われの身それはヒロインのポジションであって決して自分のポジションではないと確信していて、なおかつ助けに来る勇者などいなく…あれ?これなんて鬱アニメ?という状況の直人は泣きそうになっていた。いや、泣いていた。
「あー!お終いだー!ここで実験体のようなバラされてお終いなんだー!!!うわぁーん!!!」
あの後直人の決死のジェスチャーは無事通じたみたいで攻撃はされる事はなかったがドナドナ(連れさられて)にあい監禁されるということまでは想像してなく直人はかなり動揺していた。
冷たい牢屋の床でジタバタしている姿は余りにも情けない
そんなことをしていたらうるさかったのか牢屋の前のドアが開き屈強な兵士が入ってきたそして…
「51528143#44ん41€,15711431ん」
つまりはそう言うことなのである
言葉が通じないのである
直人は最初人間に会えた事に大変喜んだ
これでまた化け物見たいのが出てきたら流石に諦めようかと思っていた所に希望が出てきたのだから、しかし現実はどうだ言葉が通じなければ話し合いなどもっての他だろう
「何言ってんのかわかんねぇよ…」
すると兵士が牢屋の中に入ってきたそしてガションと手錠をはめられた。余りにも流れるような手錠さばきだったので抵抗する暇もなかった。まあ、抵抗する気もなかったのだがそして、また連行されていく
しばらく歩いて黒い扉の前に連れて来られる、兵士はそこで直人を置いて去っていってしまう
「置いてくのかよ…」
直人が微妙に悲しい気持ちになったのは内緒だ
扉に入るか入らないか悩んだあげく入る事にした。いや、入らないといけないだろうこの場合は
ドアを開くそこには取り調べ室があった
そしてそこに刑事さんが座ってこちらをジッとこちらを見ていた
直人はドアを閉めた
「えっ?どうすんのこれ?」
直人は困惑した
今度はそーと扉を開けた、刑事さんがいる
やっぱり刑事さんがいる。しかも手招きしている
仕方がなく直人は取り調べ室に入りそこにあった椅子に座る
するとその刑事が…
「5111,221244239485。31222ん73337421€
615132を324423945112ん41€…」
直人は思った
だから何言ってんのかわかねぇよ…と
それでも刑事はペラペラと喋っていくしばらくそれだけが続く
いい加減にしてくれないかなぁ〜と思いはじめた時に刑事は何かに気づいたのか急に話をやめて美味しそうな匂いが出ている器をさしだしてきた
急に出されて直人は困惑したがこれは匂いからするに食べ物だろうと予想、案の定蓋を開けると食べ物だった。そしてカツ丼だった。
カツ丼!!!?
直人は心底驚いた。刑事さんがどこからこのカツ丼を出したのかなんて見過ごしてしまう程に
「ここはやっぱり日本なのか?」
また刑事さんは喋り始めていた
しばらくこの時間が続く
「あっ、寝てた」
直人は差し出されたカツ丼を遠慮なく食べた後にしばらくは刑事さんの話?を聞いていたのだが寝てしまったようだ。余りにも無防備と言われればそうだが今日だけで直人は普通ではあり得ない体験を数多く体験してきた。疲れていたのだ。
刑事さんはいなかった
しかし代わりに黒髪のゴスロリ美少女がいた。
そして少女が言った。
「おはようございます。いきなりで悪いのですが私はイリス・フォトランゼ貴方の名前は
なんでしょうか?」
言葉が通じた。頭の中で響いているようで変な感じだが。
「へ?あっ!?あぁ…!楓直人です!!!よろしくお願いします!!!」
直人は突然喋れる相手とでくわすと思っていなかったので思わず疑問形と何をお願いするのか全くわからないがお願いしてしまった
イリスはクスクスと笑っている
直人は照れ隠しに質問する
「あのなんで言葉がわかるんでしょうか?」
「私の能力テレパシーのおかげですね」
「ネクスト?テレパシー?」
「あら、何にも知らないんですねぇ?じゃあ、イグノアーストも知らないのでは?」
「はい…その通りです」
「そうですね…化け物と言えばわかるでしょうか?」
「あっ、わかりました」
直人の脳裏に化け物が浮かびあがった
「そう、そいつらのことです。イグノアーストは基本的に生理行動がありせん。」
「生理行動がない?え?つまりもしかして今までの刑事さんとかカツ丼とかは?」
「そうですね、抜き打ちテストみたいなものです。貴方がイグノアーストではないかどうかの」
危うく本当に実験体になる可能性があったのかと冷や汗をかく直人
イリスはまたクスクス笑っている
「今度は此方からの質問です。単刀直入に聞きます。貴方は何者ですか?」
その質問は正直やめて欲しかったと思う直人
「何でやめて欲しいのですか?」
驚いた此方の思考が読まれたのだ
「私の能力は思考同調いろいろな事がわかります。いつ頃イグノが来るのか人が何を考えているのか、他にもありますがまあ、私には嘘は通じませんよ?」
目が笑っていない。下手に嘘をつくと余計に危なそうだと直人は判断した
だから本当の事を話した
「異世界から来たんです。俺」
「ハッ…」
鼻で笑わられた
「そんな冗談通じませんよ、バカにしないでください!」
「いや、本当なんですって!信じてください!」
「能力を使うまでもありませんね!」
「頼むから使って下さい!そこは!」
そして
「本当だなんて。嘘みたいです…」
「でしょう!そうでしょう!!俺は正直者なんですよ」
「それは嘘ですね」
「ぐぅ…」
「はぁ…そうなると一から説明しなければなりませんか?めんどくさい…」
「すいません…そこを何とか正直能力とかイグノアーストとか全くわからないんです」
「しかたがないですね」
さっと、イリスが立ち上がるそして扉から出て行った
「あれ?また置いてけぼりですか」
「着いて来てください。能力で全てを説明するのはしんどいのです。見てもらった方が早いでしょう」
目の前にイリスはいないが頭の中に言葉が響く。なるほどこれがテレパシー、便利なもんだっと直人は思った
「えぇ、凄く便利です。」
イリスの勝ち誇った声が聞こえた
何言ってんのかわからない数字ですが
ある規則に従って出来ています
ヒントは五十音です
簡単なのですぐ解けると思いますが
お時間がある方はどうぞ