一話目から激闘はやめて
初投稿です
よろしくお願いします
戦争、それは人類にとって絶望でもあり希望でもある。絶望は多くの死を、希望はテクロノジーの進化を促す…戦争それは愚かでもあり進化の為の生贄とも言えるであろう…
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「おい!新兵!初めての実戦だ!気を抜いて無駄死にするなよ!クエンスの無駄になるからな!」
「は!はい!」
ここは戦場である。人が人を殺すそれが正当化される数少ない場所である。
そこに彼、楓直人は初めて立つ
「死にたくねぇな」
直人の願いはそれだけであった。彼は非凡で普通の人間であり別に手柄をとって出世することなんかに微塵も興味がわかない。少し疲れたような顔を歪ませる。
彼は戦場で戦いたいなんて全く思わない人間だった。他の奴らは「俺は活躍して出世するんだ!」などど言っていたが馬鹿馬鹿しいと思うだけだった。
「第三班行動開始!!!」
隊長が命じて前に出る、あの人は歴戦の猛者であり、もう何回も戦場から生きて戻ってきているらしい
それに、第三班の今回の任務は第一班がおびき寄せて来た敵に対しての奇襲である
成功したならそう危険はない
だから大丈夫そう思って直人は自分のクエンスを前に出した
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クエンスとは進化型機動兵器である
それは全長12メートルの人間型の物が多く武器も多種多様
普通の隊員の多くはサブマシンガンやナイフ
、ブレードなどをよく使うが、隊長格ともなると特殊な武器、鎖、ハンマー、刀などとても兵器が使いこなせないような武器も使いこなす。これを可能にするのはクエンスの中にある特殊プログラム、プログレスシステムというシステムがあるからだ。
このシステムの特徴は経験をし、それを学習して強くなるという物だ。つまり長く戦っているクエンスはより強くなる。さっきにも言った通り今回の隊長は何回も戦場から戻ってきている。とても頼りになる人だ。
だから
その隊長のクエンスが敵に斬られ爆発した時直人は理解できなかった…
「嘘だろ…」
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途中までは良かったのだ作戦通りに第一班が敵をおびき寄せ敵を包囲一斉射撃で大体の敵がかたずいた。後はほんの数機のこる敵を接近して殲滅するだけそれだけだったのだ。
上空から青が降ってきた
いや、青のクエンスが降ってきたのだ
それは他の隊員の乗ってるクエンス2機を一瞬で破壊した
狼狽する味方しかし、隊長は冷静で「下がれ!相手は俺がする!援護射撃用意!!!」
っとすぐ命令を入れると敵につっこんだ
それを見て味方の指揮も再び戻り援護射撃を開始した。
しかし今、隊長が負けたのだ、拮抗はしていた、お互いにすごい実力の持ち主だというのがモニター越しでもわかった。
しかし隊長がいなくなった今ここは羊しかいない番人が死んだのだから当たり前だ
青が此方に眼を向けた…
クエンスの戦いに置いて経験があるクエンスの方が明らかに有利になる
新兵の直人には恐らく相手にもならないだろう
青が向かってくる
他の隊員はブレードやナイフ、サブマシンガンを構えた。戦うつもりなのだ
3機同時に前にでたそれぞれブレード、ナイフ、ナイフ、を装備している…
しかし一瞬でブレードを持つ機体が青のブレードでブレードごと真っ二つにされた
次にナイフをもつ2機の味方が前にでる
青はブレードを振るって一機斜めに斬るが
他の一機がそれを盾にして青に突っ込む
いい判断だと思った
しかし青のブレードは盾にしていたクエンスごと叩き斬った
そこには絶望が広がっていた
青がこちらに向かって来る、おそらく逃亡しても簡単に追いつかれるだろう、他の味方も死に物狂いでマシンガンをぶっ放すが当たってもダメージにはなってなさそうだ
一機また一機と破壊して近づいてくる
「う…ぁ…あ…」
直人は震えでクエンスを動かせなかった
そしてついに青が全く動かない直人のクエンスを捉えた。
青が突っ込んできた!
「うぉぉぉぉぉぉぉお!!!!」
それは奇跡だったかもしれない直人の死にたくないという信念が起こした回避行動が上手くいき青の一撃を避けたのだ
「俺は生きたい!!!」
直人は叫んでいた、こんな所で死にたくない
死んでやるか!っと心が叫ぶ
青が再びブレードを構える、しかしもう直人には恐怖はなかった
「生きて明日のお日様が見たいんだよぉ!」
直人は考える思ったより動きは速くない
さっきの三機を潰した感じだと多分一撃必殺がこの機体の特徴だと直人は考えた
なら話は早い当たらなければどうということではない!っと
青が突っ込んでくる、直人はよく見てそれを受け止めはしないでバックステップで距離をとりマシンガンを放つがやはり効果はないようだ
「マシンガンが無理ならブレードだけど…」
青に対して近接武器というのは余りにも怖すぎる、もしブレードが弾かれたら、もうその時は真っ二つであろうし、もうそれは詰みだ…攻撃が通じないのだから勝てっこない
「最悪だけは勘弁だぞ」
直人はマシンガンを打つのをやめブレードに持ち変えるそれを見た青は驚く行動に出て
直人は驚きを隠せなかった
「なんで全く構えないんだよ!」
青はブレードを地面に刺して挑発してきたのだ!仁王立ちである!舐めている!そうお前じゃ俺にキズ一つ付けられないと確信している!他の味方も援護射撃を忘れてしまうほど場違いな行動だった
「ふざけやがって!いいぜ!やってやる!」
直人はクエンスを全力で突進させるカウンターなど知ったことない、それぐらい直人は怒っていた
「くらえやぁぁぁぁぁあ!!!!」
直人はブレードを青の顔面におもいっきり振り下げた。おそらく普通の機体だったら真っ二つであろう
しかし
青は腕一本でそれを止めていた、耳がつんざくような音がなっただけだ
ブレードも青の装甲に通じない事が証明された瞬間だった
「ぐぅ…!」
青に蹴られて直人のクエンスが吹っ飛んだ
他の味方は動いていない、恐らく絶望しているのであろう、おかしくはない、ブレードもマシンガンもそしてナイフもおそらく効かない
打つ手がない
このまま殺されて終わりだ。
一人が逃げ出した。敵前逃亡は大きな罪だが知ったことではない。1人また1人と背後を見せて逃げていく
しかし青はそれを逃がすほど甘くない
倒した味方のクエンスのマシンガンを奪うと
バララララララ!!!
っとマシンガンを打つそれだけで多くのクエンスが破壊されていく。それを見ながらも
直人はようやく自分のクエンスを持ち直した
「くそ…頭が揺れる…」
吹っ飛んださい頭を軽く打ったらしい
それが逆に直人を冷静にさせたのか直人は以外と落ち着いていた
「マシンガンも無理…ブレードも無理…おそらくナイフも…だからって背後見せて逃げるなんて的だ…確実に死ぬ…くそどうすればいいんだよ…」
揺れる頭で考える、また味方が吹っ飛ばされたその機体は余り損傷していないがピクリとも動かない…
「待てよ…それならいけるか!?」
それを見た直人は思いついた。しかし確実に成功するとは限らない。いや成功する確率のの方が圧倒的に高いが
「死にたくないからな…やれる事はやるさ…」
近くで倒されている味方機のブレードを拾う
二刀流だ、そして青の前まで青がこっちを見た笑っているようだった。目の前の弱者の最期の足掻きを笑っているようだった
「窮鼠猫を噛むって言葉を教えてやるよ」
直人は一歩前に出る!今度は青は容赦無く構えて直人に立ち向かう青の一閃が襲いかかる
おそらく受け流す事も不可能直人はそれを回避する為再びバックステップしかし今回はそれをよんでいたのか青も前に突っ込んでくる
「くうぁあ!」
一本のブレードを青に振るうが青のブレードで刃の部分が横に真っ二つにされる
直人はあえてここで前にでる!
その行動に驚いたのか青の行動が一瞬遅れる
もう一本のブレードを振るう!しかし青の腕に防がれる
青の操縦者は恐らくこれでお終いだと思ったのだろう一本のブレードは折れ一本のブレードはガードした攻撃手段はもうないと
だから直人が折れてないブレードを簡単に手放したのを見て驚愕した。武器を持たないそれは戦うことが出来ない
だから直人が折れた方のブレードを握ったのを見てトチ狂ったと思った
それは直人も同じだ折れたブレードじゃ青は斬れないそれは確実だ
だから!
「ありがとよ!これでより速く振りやすくなったぜ!!!」
直人は短くブレードの刃ではなく横腹で青の胴体をおもいっきり野球のスイングをするように殴りつけた!
ガキィィィィィィィィィイン!!!!!
青が吹っ飛んだ、
しかし吹っ飛んだだけなら多分青は普通に立ち上がってきただろう
しかし直人は吹っ飛ばしただけではなかった
音との性質とは知っているだろう音が液体中の中ではよく伝わるというのはよく知られているそして、硬くて軽いものもよく伝わるという性質もある byGoogle先生
青の装甲はブレードが通じない程の硬さだった。つまり…
「青自体は破壊出来ないけど、青の操縦者を気絶させる事はできるっと…ハハ笑いもんだな」
音で青の操縦士を気絶させたのだった
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「でも勝った事にはならないのね…」
そう相変わらず青の装甲にダメージを与える事はできない。後は逃げるしかないのである
「さて、無事生き残ったんだ。帰って寝たい。俺は戦争が嫌いなんだから。寝させろ…」
その願いを叶えようとしたいたずらな神様が用意したのか
「なんだよ…これ…」
そう既に目の前に敵の大軍が迫って来ていたのである直人は考えた結果簡単な答えがでた
「はは!そりゃそうだ!青の逃がした敵が増援呼ばない方が可笑しいよな!あーはっはっはっはっ!」
打ち出させる殺意
直人は決意した生まれ変わったなら戦争の無い世界に産まれ直そうと決めて言った
「くそったれな世界め…滅びちまえ…」
直人の目の前が砲弾の白い明かりでまっしろになった
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「っでここどこ?」
ここまで書くの疲れました