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プロローグ
はるか昔、この世界は魔族が支配し、魔物が溢れていた。人々は魔族に怯え、魔物にいつ襲われるかも知れない生活の中で細々と暮らしていた。
ある時、そんな人間を哀れに思ったのか神からスキルと魔法を与えられた者が現れた。そのスキルによって人間は魔物を倒す力を手に入れ、その人間が結婚し子を産み育てスキルを継承して数を増やし個から群へ、群から軍へと拡大し魔物を追いやり人間の生活圏を広げていった。そして遂には魔族すら南の極地へ追いやる程の力を持った。
人間が住む大地には平和が訪れ、人々は長く平穏な日々を過ごした。さらには、長い時間の中で生活に馴染んだスキルや魔法が生まれ、人々はスキルや魔法を生活に便利な物として使うようになった。
それから殆どの人々は魔族や魔物を見る事なく暮らしていたが、魔族の恐怖は伝承され語り継がれた。




