ガブリエルと転生前の打ち合わせ。
暫く考えた俺は、コアな命令を設定する。
①俺を守ること。
②俺の役に立つこと。
③俺の命令を守ること。
ガブさん、この3つだ。
《承知しました。①マスターを守ること。②マスターの役に立つこと。③マスターの命令を守ること。以上でよろしいですか?YES・No》
YESだ!
《決定しました。以後の変更は出来ません。また、コアな3つに反する命令は、無効となります》
つまり、法律で言うと憲法みたいなものか?
若い頃に勉強したなぁ…確か、憲法に反する法律は無効で、法律に反する条例は無効だったかな?
《はい。その概念であっています》
《マスターには、大天使JOB獲得に伴い、スキルの付与が与えられます。スキルの付与は、転生後となります》
えっ!そうなの?
《はい。現在のマスターには、正式な肉体がありません。また転生後は、赤ちゃんからスタートする為、身体が耐えきれません。従ってスキル付与は、身体が十分に成長してからになります》
そうか。
それなら仕方ないな。
それから、記憶ってどうなるんだ?
《現在の記憶は、1度消去され、あらたな身体に魂が入れられます》
そうか…じゃあ、現在の記憶を引き継ぐ事は出来ないのか…出来れば、今までの経験を引き継ぎたかったな。
《現在の記憶や、現在所持しているスキルの保存が可能です。保存しますか?YES・No》
そんな事が出来るのか?
なら、YESだ。
《承知しました。現在所持しているスキルと記憶を保存しました》
でも、俺はスキルなんて持ってたかな?
《はい。長い期間、営業の第1線で働いてきたため、現在、マスターは交渉力や並列思考・直列思考等のスキルを有しています。マスターの世界には、スキルを確認するスキルボード等がなかったため、マスターは知らなかっただけです》
そうだったのか…
それと、記憶も保存出来ると言ってたよな。
《はい。可能です。しかし、脳が未発達な赤ちゃんでは、マスターが有している65年に及ぶ膨大なデータをダウンロードすると脳がデータ量に耐えきれないため、ある程度、脳の発達が終了してからになります》
成る程、了解した。
だいたい何時頃になりそうだ?
《概ね13歳頃と推定します。また、スキル付与も同時に行います》
13歳か…だいたい中学生か…分かった。
それまで、無事に生きられると良いな。
《マスターの記憶とスキルのダウンロードが終了する迄は、ユニークスキル大天使ガブリエルが、先ほど設定した、コアな3つの命令に従い、マスターをお守りします》
そうか!
それは、有難い。
それから、情報収集もよろしくな!
《はい。承知しました》
よろしく頼むぞ!相棒!
俺は、机の上にあるボードを見る。
そして、画面の転生しますか?のYESのところにカーソルを合わせて、クリックした。
すると、俺は、眩い光に包まれて、そして、意識を失った。




