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ソフィアが首都星にやってくる。

先日、俺の婚約者ソフィアがワグナー公爵家の領地から、首都星に向かって旅立ったと連絡が入った。


しかし、その事は秘密だそうだ。


この世界には海賊が居る。


彼らに人質に取られたら大問題になる。


公爵家の面目丸潰れである。


それに貴族達。


現在の帝国では、爵位を上げるのが困難だ。


だからか?他人の足を引っ張ろうとする奴らが多い。


俺は婚約者だし、第4皇子で派閥の長になっている。


だから、内々に連絡が入った。


また、俺の母クラウディアにも連絡が入っているそうだ。


ソフィアは、これから暫くの間、母の元で行儀見習いをする。


事前の連絡も無く、いきなりやって来ると、失礼に当たるからだ。


まあ、行儀見習いと言っても、形式だけだ。


この科学技術が発達した世界では、教育カプセルに入って、知識をインストールしてしまう。


その後は、リハビリを兼ねて復習して、知識の固定化をして終了だ。


さて、ソフィアが来たら何をしようか?


寿命が長いこの世界だ。


夫婦でいる時間も長い。


皇帝陛下から許可を得た以上、離婚も出来ない。


まあ、離婚前提で結婚する人はいないワケだし、どうせ結婚するなら、少しでも仲良くしたいし…



★★★★★



俺が部屋でだらけていると、執事のクレストンがやって来た。


「チェスター様、クラウディア様とソフィア様がお越しです」


どうやら母が、ソフィアを俺に紹介しに来たらしい。


俺は立ち上がり、背筋を伸ばす。


クレストンがドアを開けると、母とソフィアが入って来る。


「チェスター!こちらがソフィアちゃんよ!」


そう言って笑う。


「お初にお目に掛かります。ワグナー公爵家のソフィアで御座います」


そう言って、ソフィアが俺に挨拶をする。


「ソフィア嬢。初めまして、私がチェスターです」


俺がテーブルに座る様に促すと、母とソフィアが座る。


すかさず執事のクレストンがお茶を入れる。


それから暫く、世間話などをして過ごす。


ソフィアが「チェスター様、普段は何をされているのですか?」


う~ん。


最近は、部下達に丸投げしているから、何もしていない。


毎日、だらけて過ごしているとも言えない。


何て答えようか?


「首都星に土地を買って、現在開発中なので、そこの視察等をしています」


すると母が「そうなのよ!孤児院や病院を建設してね、慰問する姿がテレビで放映されたのよ!」


「そうなのですか!チェスター様。私もチェスター様のお役に立ちたいと思っております。是非、私も連れて行って頂けませんか?」


母が余計な事を言う。


転移門は、普通の人間では開けない。


ソフィアが一緒だと転移門が使えず、車で長距離移動しなくちゃいけないじゃないか!


まったく…余計な事を…


いや、待てよ。


この際、ソフィアに丸投げするのも、有りじゃないか?


エラに指示して、慰問している場面をテレビで放送させるか。


そうすれば、ソフィアの人気も上がる。


相対的に俺への注目も減るし…


俺が部屋で、だらけ易くなる。


ふふふ。


「では、ソフィア嬢。僕が慰問に行く時に声を掛けさせてもらうよ!」


「ありがとう御座います!チェスター様!」


「それと、私の事はソフィアとお呼び下さい!」


「分かったよ。ソフィア」


「はい。チェスター様!」


こうして俺は、ソフィアを連れ、慰問に行く事になった。


母とソフィアが退出し、俺はバイオレットを呼び出す。


「バイオレット!ソフィアに護衛&身の回りの世話係&話相手として、誰か付けられたないか?」


「では、私の眷属を1名、ガブリエルと相談して召喚致します」


こうして、ソフィアには、子爵級悪魔のケイトが、専属メイド兼護衛として付けられる事になった。



★★★★★



俺は今日、ソフィアを連れ、慰問に来ている。


俺もまだ来た事の無い、教会に併設された孤児院だ。


ここの管理は、エラとミアに任せている。


俺はソフィアと手を繋ぎながら、教会の中に入る。


同行するエラの指示で撮影する。


「チェスター様!ソフィア様と手を繋いで下さい!」とエラに言われた。


教会の中の廊下を進む。


壁に絵が飾ってある。


神を模した絵だ。


だが…何となく、神の顔が俺に似ている気がする。


偶然だろうか?


廊下を抜けた。


正面には、巨大な神の像が設置されている。


近づき像を見る。


…この神の像の顔も、何と無く俺に似ている気がする…


どう言う事だ?


偶然だろうか?


俺が質問しようとすると、エラが「チェスター様が開発中のこの土地に、芸術のセンスのある者がいたのです。住民の雇用拡大の為、その者に製作を依頼しました!」


「そして、神の姿を見た人間はおりません。ですから、製作者が持つ神のイメージで製作したそうです!」


そうなのか?


でも、ソフィアが居る前で、俺に似てるだなんて言えないし…


取り敢えず、スルーする事にする。


そして、教会に併設されている孤児院に、ソフィアと共に向かった。

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― 新着の感想 ―
とりあえずお嫁さんに魔法での持病の治療とか寿命延長とかはやっとくべきでは?
進んだ科学力で相手を好みに改z・・変k・・整形手術とかやらかしたりするんやろか?(棒
 何か 部下達の主人公の『神格化』計画が上手く進んでいる様で! 後で、主人公が気づいたら ‥‥。
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