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チェスターは私兵軍の打ち合わせをする。

「軍(私兵)の方はどんな予定になってるんだ?」


「はい。チェスター様の意向に従い、極力徴兵は行わず、志願兵メインで軍備を整える予定です」


「教育カプセルを活用した、知識のインストールを行い、その後、実戦配備を行います」


俺は面倒だから、地球のある太陽系の名前を使う事にした。


「木星にダンジョンコアを設置し、必要な金属を産み出している事は知ってるな?」


「はい。存じております」


「皇帝陛下から、婚約祝いとして、軍艦の建造設備を貰う事になった。その設備ドックを木星に設置する」


「木星にある月の1つを改造し、軍の訓練施設やシュミレーターを設置しろ。教育カプセルで教育したら、シュミレーターを使った訓練を経てから実戦配備する様にしてくれ!」


「金が掛かっても構わない。確り訓練して…出来れば少数精鋭な感じで頼む」


軍は金食い虫だ。


ひたすら物資を消費するが、何かを産み出す訳じゃない。


だから、効率的に運用したい。


「まず、目標は2万隻だ。5千隻づつABCDの4グループに分ける。Aが点検整備、乗組員の休暇中は、残りの3グループが警備に当たる。Aが復帰したら、次はBが点検整備、乗組員の休暇と言う風に、ローテーションをして欲しい」


「成る程…その方法なら、常に1個艦隊(1万5千隻)が警備する事になりますな!」


「当面は、その状態を維持して、領内の人口が増えてきたら徐々に増やし、最終的には4個艦隊以上を運用して欲しい」


「知ってると思うが、帝国では上位貴族は4個艦隊以上の所有が義務付けられているからな!」


「何処かの馬鹿貴族みたいに、数だけ揃えて小惑星に係留とか、そんな事はするなよ!」


「しっかり訓練して、不足の事態に何時でも対応出来る状況を維持して欲しい」


「承知しました」


「それから、木星に建造設備が設置されたら造船分野に進出する。現在の主力級軍艦は、改良の余地が多いらしいから、今から研究していてくれ!」


俺は念話で外務長官のマーガレットを呼び出す。


「チェスター様。現在の帝国軍主力級軍艦は、1隻当たり平均300名の将兵が乗船しています。AIやアンドロイド、ロボットを活用すれば、100名程度まで削減可能ですが…如何致しますか?」


マジか!


そんなに削減出来るのか!


これは朗報だ。


1隻当たり300名だと、1個艦隊を運用するのに450万人。


それが、1隻当たり100名なら150万人で済む。


人件費の大幅な削減だ!


それに食糧も。


300万人分の食糧代が浮く計算だ。


航海中の食費は領主負担だからな!


それに、浮いた分の人員を民間で雇用すれば、経済も活性化しそうだし。


「よし!それなら100名で運用可能にしてくれ!」


「バイオレット。軍艦の建造設備は3個艦隊分だったよな?」


「はい。その通りです」


「それなら、1個艦隊分を我が領で。残りの2個艦隊分は派閥貴族分にしよう!」


俺の領地だけ強化してもダメだ。


グループ全体の底上げが必要だからな!


「マーガレット。派閥貴族に話を通しておいてくれ!改良済の新品の軍艦を渡すから、代わりに古い軍艦を回収する」


「旧式艦を解体して、ダンジョン内のマグマに放り込め。必要な金属に再生する」


「それから、帝国法で定められている軍艦数以上を必ず保有させろ!そして、保有するだけじゃダメだ。運用させないと意味が無い」


「軍人の数が大幅に減るから、可能なハズだ!必ず守らせろよ!」


「承知しました」


俺は思い出した!


日本に居た時、テレビニュースで見た。


海上自衛隊が、アメリカ軍やオーストラリア軍と、合同軍事演習をしていた事を。


「よし!合同軍事演習をするぞ!春と秋の年2回だ!軍事費に困っている派閥貴族があれば、資金援助してでも参加させろ!」


まあ、大幅に軍人の人件費が減るんだ。


それでも資金不足で参加出来ない様な無能な貴族は、切り捨てても構わないけどな。


「あっ!そうだ。秋の演習は帝国軍辺境方面軍も混ぜるか…帝国軍と合同作戦をする事もあるかも知れないしな!」


「帝国辺境方面軍に根回しして参加する様に働きかけろ。場合によっては食糧や燃料を援助しても構わない」


「木星の月1つを1個艦隊以上が駐留可能なドックを建設しろ!木星のドックは建造で空スペースが無くなる。だから、月にドックを作り、点検整備は月で行え」


「後は…家族に会いたい兵士もいるだろうから、月からリレー便も運行しろ」


「それから…改良する軍艦だが、出来れば攻撃力より防御力を強化したい。船に物理攻撃耐性や魔法攻撃耐性の魔法陣を刻むとか…結界を張るとか。シールド以外にも防御力が強化出来るなら取り入れたい」


「はっ。みなで協力し、チェスター様の要望に沿う様、努力致します」


「それから…いま、建設中の火星を第1惑星。そこから時計回りに第2・第3惑星と呼ぶ事にする」


「バイオレット。皆に情報の共有を頼む」


「承知しました」


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― 新着の感想 ―
時計周りじゃ数えられ無い。 同じ軌道には一個しか惑星がないから。
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