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レオンは帝国首都星に向かう。

帝国宇宙軍の陸戦隊基地から軍の輸送船で帝国首都星に向かう。


俺がチェスター殿下の教官をする事は極秘だ。


誰かが、俺や俺の実家に圧力を掛け、チェスター殿下に危害を加えさせたりする事が無い様、誰にも話す事は出来ない。


また、教官としての仕事が終わった後も、チェスター殿下の事を話してはならない。


リッツ中佐が「これは一人言です。チェスター殿下の事は一切口外無用。余計な事を話せば命の保証は出来かねます。口は災いの元と申しますので…」


そう言われた。


俺は輸送船の中でタブレットを開く。


そしてリッツ中佐の名前を検索する。


しかし極秘扱いになっていて開けない。


少将権限を使い、再検索すると画面が開いた。


俺と同じ士官学校卒のようだ。


更に遡ると、軍幼年学校を卒業し、士官学校に入隊したのか…筋金入りの軍人だな…


…男爵家の出身だった。


その男爵の寄親は…シュターデン侯爵!帝国宰相じゃないか!!


シュターデン侯爵は、現皇帝と幼馴染みだったハズだ。


成る程…これはヤバい!


宰相…いや、皇帝陛下の指示かも知れない。


だから、リッツ中佐が同席したのか。


まあ俺は、軍から言われた事だけをすれば良いだけだ。


余計な事を言わず、自分の与えられた仕事を全うすれば良い。


暇になった俺は、輸送船の小さな窓から外を見る。


民間の大型輸送船や貨物船が、数珠繋ぎになっていた。


どうやら首都星に近付いたみたいだ。


首都星の民間用宇宙港は、何時来ても大渋滞している。


民間船が停泊出来る宇宙港は限られる。


民間船の数が多すぎて、港の処理能力を超えているのだ。


入港するのに3ヶ月待ちなんてざらだと聞く。


俺が乗る輸送船は、軍用港に停泊出来る。


民間船を横目に輸送船は進み、そして帝国首都星に到着した。



★★★★★



今日から、チェスター殿下の教官としての仕事が始まる。


曹長が運転する車の後部座席に乗り込む。


車はゆっくりと進み出した。


やがて車が宮殿の正門に到着する。


皇帝陛下を守護する、近衛隊の厳しいチェックを受けて、チェスター殿下が住まう西の宮殿に到着した。


玄関では、クレストンと言う執事が俺を待っていた。


「レオン少将。お待ちしておりました。練習場へご案内致します」


俺はクレストンと名乗る執事の後を付いて行く。


この執事…只者じゃないな…かなりの強者だ。


ひょっとしたら、俺より強いかも知れない。


流石は宮殿だ。


執事がこれ程のレベルだとは。


練習場に到着し、俺を案内した執事のクレストンが「殿下がお越しになるまで、ここでお待ち下さい」そう言った。


さて、チェスター殿下は、どの様な方かな?


真面目に訓練を受けてくれれば良いが…


最低でも、自分の身を自分で守れる位にはなって欲しいものだ。


殿下にもしもの事があれば、チェスター殿下の派閥入りしている実家も影響を受ける。


俺はタブレットを開き、訓練メニューを再確認しながら、殿下の到着を待った。





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