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詩集

おかうさん だいすき あいしてる

作者: うさみち

 今日、入院することが決まった。


 長期の入院だ。


 幼い子どもたちが2人とも、毎日泣いた。


 毎日、毎日、まいにち……。


 泣き疲れたのか、


 受け入れたのか、


 ある日突然、5歳の娘が泣かなくなった。


「早く良くなってね。クッキー持って会いに行くからね」


 今度は私がたくさん泣いた。


 泣いて泣いて、また泣いて。


 すると5歳の娘も3歳の息子も、


 泣かずにいいこいいこしてくれた。


「泣かないでね。ぬいぐるみ持って行っていいからね」


 とってもとっても、たくさん泣いた。



 ――旅立ちの朝。



 5歳の娘が手紙をくれた。


 私が大好きなうさぎの絵がいっぱい描かれた、


 心のこもった素敵な手紙。



 手紙に綴られた、その文字はーー




 『おかうさん だいすき あいしてる』



 固く誓って、家を出た。


 

 ―― 絶対元気になってみせると。





実話をもとに描いた詩です。

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― 新着の感想 ―
[一言] Twitter RT企画から来ました。 恐縮ですが、詩は門外漢なもので、拝読しましたが何か申し上げられることはありませんでした。 作者様のご快復を陰ながらお祈り申し上げます。
[良い点] 一日も早くご回復となり、ご退院となりますように!!
[良い点] わーん( ;∀;)お子たち、おかあさんいないの寂しいよね( ;∀;)だけどがんばって我慢して、お母さんが早く元気になりますようにって、お見送りしたんだね。えらい;つД`) おかあさん、これ…
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