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ふたりのテーブル

美園の話からオリジナルストーリーが生まれます。

 今日はクリスマスイブ、そして園子の誕生日である。巧がお祝いにと、レストランを予約してくれた。そこは園子が一度行ってみたいと思っていた、ちょっと高級でお洒落なお店であった。

園子は約束の6時少し前にそこに着いた。そして入口で巧を待つ。

「ごめん、待った?」そこへ息を切らして、巧がやって来た。

「ううん、私も今来たところ。」

「良かった。寒いだろう?さぁ入ろう。」

さり気なく背中に手を添えエスコートしてくれる。そう、巧はいつも優しい。

中へ入ると、黒服のスタッフが「お待ちしておりました。こちらへどうぞ。」と、右手で方向を示しながら案内してくれた。そこは角の窓際の席で夜景が良く見える最高の場所であった。

「素敵~、巧有難う。」

「どういたしまして、今日は特別の日だから、ひと月前に予約したんだ。」

園子はそれを聞いて、、そう、いつも巧は私に優しいと、改めて嬉しく思った。


巧とは友人の美鈴を通じて知り合った。2人で映画館に行った時の事である。飲み物とポップコーンを買う為、列に並んでいた。その時前にいた男性の2人連れが、巧と彼の友人であった。その巧の友人が、美鈴の高校の同級生だったのである。

「久し振り、元気だった?」と美鈴達はお互いに挨拶を交わし、再会を喜んだ。そして、たまたま観ようとしていた映画も同じと言う偶然に恵まれ、映画の後、自然と一緒に食事に行く事になった。そして4人で過ごしたその時間が、この上なくとても楽しかったのである。そして、その時から巧は園子にとても親切であった。それがキッカケになり、時々4人で一緒に遊びに行ったり、飲みに行く様になった。そして2ヶ月が経ったある日、巧から交際を申し込まれた。園子の方も何度か会う内に、彼の優しさに惹かれていたので、そこからふたりの付き合いが始まったのであった。

いよいよ元彼と再会します。

園子はどんな思いでそれを受け入れるのでしょうか?

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