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浦島太郎・後編……多分


 さてさて、誰が予想できたでしょうか?まさかの二部構成!?「いやいや、確信犯だろ?予想通りの…」


 …あっ?浦島テメー?言うに事欠いて?


 あっ、読者の皆様はちょっと待っててくださいね♪


    ~~しばらくお待ちください~~


 ドカッ、バキッ、グシャグシャ--。


   ~~お待たせいたしました。再開します~~



 ふぅ、スッキリした。


 では、話の続きをしましょうか。


「「「ひゃえぇ~!?」」」


 うん?子供達&海亀さんが涙で抱き合ってますね…。どうしたのでしょうか?まぁ、大したことじゃありませんよね。では続きを…どこまで話しましたかね?


 えっと、あっ、そうそうヘタレ(浦島)太郎が亀を虐める子供達に正座…ぷっ、だっさぁ~♪な状態でしたね。


 亀を助けようとキリリとした表情で登場した浦島太郎でしたが凶悪な武器(モーニングスター)の魅力に覚醒した子供達によって正座をさせられ何やら取引を持ちかけられました。


 その取引とは…。


「あのぅ、何事もなかったかのように話を進めてるところ悪いんだけど…これはちょっと不味くない?」


 うん?どうしました?


 困惑ぎみに声をかけてくるのは子供達のリーダー格の少年じゃありませんか?


「いや、まぁ…主人公がねぇ」


 申し訳なさそうに浦島太郎だった肉片に目を向けてます。うん?なにか問題でも?一応は良い子のためにモザイクをかけてますよ?


「いや、語り手さん…そういう問題じゃないですよ。それ以前にモザイクかけてても、これ小説なんで意味ないですよね?」


 海亀さんの優しいツッコミって、癒されるわぁ~。


 そうですよね。文章なんですから、きっちりと表現しなきゃ不味いですよね--えへっ、失敗失敗♪


 じゃあ、ちょっと正確に表現しますね。


 まず、私の右ストレートがモブ(浦島太郎)の下顎を砕いてその衝撃で口から血を吐きながら「ちょ、ちょ、すとーーーっぷ!!」何ですか、海亀さん?


 せっかく読者の皆様にも分かりやすく浦島太郎の今の状態を説明しようとしているのに……。


「「「そういうことじゃない」」」


 あらっ、子供達ったら息がピッタリだこと♪


 まぁ、これ(モザイク画)だとさすがに物語にならないからねぇ。うんうん、分かってるよ?戻せばいいんだよね?


「分かっていただいて良かったです」


 ほっとした表情の海亀さん&子供達。


 さて…えっと…あれ?


「どうしましたか、語り手さん?えっと…まさか?」


 語り手の口調に何だか嫌な予感が隠せない海亀。多分、間違いではないとあきれた表情の子供達。


 浦島太郎ってどんな姿だっけ?


 衝撃の語り手の発言に---。


「「やっぱりかぁ…」」


 ガックリと項垂れる子供達&海亀さん…って、そんなに?だってアレだよ?モブ太郎だよ?こう、あれじゃない?なんとなく居たなぁ~アイツみたいな感じだよね?


「…いやいや、語り手さん?一応は主人公ですよね?しかも、語り手さんが産み出した存在と言っても過言ではないですよね?」


 まぁ、語り手だからね~♪


 自慢げに胸を張る姿が目に浮かぶ口調で言い放つ語り手だけれど、それから産み出された海亀&子供達は不安感は半端ない。


 とりあえず浦島太郎を元に戻しましょう。


 グシャグシャ、バキッ、ドッガァン。


「何でしょうか…とても元に戻している音には聞こえないのですが?あっ、浦島太郎さんが青ざめた表情でよみがえりました!?」


 肉片と化した浦島太郎が、まるで逆回転するかのように再生されていき見事に復活を果たしたのだが…。


「怖い、怖い、怖い--語り手さん怖い」


 ガクブルに震えながら正座する浦島太郎。


 一生分のトラウマを植え付けられたかの如く、浦島太郎は焦点の合わない瞳でブツブツと呟いています--ですが!、このままいくと確実に三部構成になってしまいますので話を進めていきましょう!!


 じゃあ、シーン2からいきますよ!みなさん、準備はいいですね?はいっ、アクション!!


「「「………」」」


 あれっ?どうしました?皆様、黙ってしまって。あぁ、もうカット!カット!


「…語り手さん?」


 なんですか!時間は有限、文字数無限大!


「文字数無限大は流石にダメだろ…」


 ガックリと肩を落としながらズンッとモーニングスターを地面に置く子供達。アレ(モーニングスター)ってけっこう重量あったのね…。


 それは良いとして何が君たちのやる気を削ぐのかな?知ってるかい?この後にもっとキャラの濃い乙姫さんが出てくるんだよ?早く進めるよ!!


「でもなぁ……」


 チラチラと精神崩壊真っ只中の浦島太郎に目を向けて哀れみにも似た表情を浮かべる子供達&海亀さん。


 うん、メンドクサイ…あの手を使おう。


『秘技時間逆行!!と言う名のコピペ&張り付けぇ~』


 ※説明しよう!秘技時間逆行!!と言う名のコピペ&貼り付けぇ~とは!語り手である作者が過去話をする際、メンドクサイからコピペしてそのまま貼り付けちゃえって事で前回の最後の部分の文章を持ってくる事なのだ--またの名を手・抜・き(笑)


 と言うわけで……。はい、ドォ~~ン!


「取引しようや?」


「取引?」


 微かに震えながら浦島太郎は愛想笑いで子供達を見つめます。その姿に失笑しながらリーダー格の子供がちらりと海亀に視線を向けてまさかの衝撃発言!


「鼈甲って高いよね?」


 その言葉にビクッと反応する海亀。


 むふふ、これぞ語り手マジック(笑)


 では、話を続けます。


「鼈甲…喋る海亀さんを鼈甲…お、俺にはそんなこと出来ない!子供達よ、どうかこれで海亀さんを譲ってくれないだろうか?」


 懐から巾着袋を取り出す浦島さん。


「うん?まぁ、中身にもよるな…こ、これは!?」


 浦島太郎から引ったくるように奪った巾着袋の中身を確認した子供が驚きの表情をいたします。


 ニヤリと笑みを浮かべる浦島太郎。


 チャリ~~ン。


「「「…まじか」」」


 巾着袋を逆さまにして出てきたのはなんと!?


 11円。


 何度も巾着袋を振るものの他に出てくるのは埃と糸屑だけ…浦島太郎、あんたいい年した大人ですよね?


「ソレが俺の全財産だぁ!」


 どや顔で胸を張る浦島太郎と哀れみの表情の子供達。何人かの子供達の瞳からはキラキラ光るモノ()が--。


「リーダー、もういいじゃないか…」


 必死に視線を逸らしながらリーダー格の子供の肩にポンッと手を添える子供と頷く仲間の表情に小さく溜め息をつくリーダー格。


「分かった…おっさん、この海亀はお前にやるよ。それで人並みな生活を送ってくれよ」


 その言葉に浦島太郎は---。


「あっざぁ~~~~す!」


 軽い口調と今まで誰も見たことのない綺麗な、それはもう絵にも描けない美しい土下座をするのだった。


 渾身の土下座にドン引きの子供達、海亀ですら「うわぁ…」と冷たい視線を向けています。


 まっ、何はともあれ子供達は土下座した浦島太郎を置き去りにしてその場を去っていくのでした。


「浦島さん、浦島さん」


 二人きりになった海亀は未だに土下座を続ける浦島太郎に優しく声をかけます。


奴等(子供達)は行ったか?」

「はいっ、もういませんから顔をあげてください」


 そっと浦島太郎の肩にヒレを添える海亀でしたが、なにかがおかしいと直感的に感じました。


 なぜなら、浦島太郎の肩がプルプルと震えていたからです。あぁ~悔しいんだろうなぁなんて事を考えましたが、ところがどっこい次の瞬間。


 浦島太郎は勢いよく立ち上がり子供達が去っていったあとを見つめながら高笑いを始めました。


「あっははは!大人の演技を舐めるなよ糞餓鬼共がぁ~!俺様の策略にまんまと騙されやがって!」


 …うわぁ~、醜い大人が目の前に。


 さすがの海亀もドン引きです。


「おぃ、海亀」

「は、はいっ。何でしょう?」


 態度がでかくなった浦島太郎は海亀を指差しながらニンマリと薄汚い笑みを浮かべます。


「さあ、助けてやったんだからお礼を寄越せ!恥も外見もかなぐり捨てたんだから、さぞや良い思いをさせてくれるんだろう?」


 豹変した浦島太郎の悪人面にひきつる海亀。


 これは間違ったか?などと思いながらも助けられたのも紛れもない事実なため取り敢えずスマホを取り出し乙姫様にL○NEで連絡するとすぐに返信あり。


 『あぁ、とりあえずそのバカ…連れてこい』


 文章からも分かる通り若干、想像上の乙姫様とは何かが違う。そりゃあ、そうですよね。だって、語り手は私ですもの(笑)


 まともな乙姫様なわけがない♪


 その話は置いておいて。続きいきまぁす。


 海亀が器用にL○NE…ってか、すごいな。あのぶっといヒレでどうやって文字を打ってるのよ?


「ふふふっ、私のヒレの先を見てください」


 スッと右前ヒレを天高く掲げると…な、なんとぉ!!ヒレ先にタッチペンがぁ~!?


「文明の勝利です」


 誇らしげな海亀「いやいや、また脱線してるけど?このままいくと三部作になりますけど?」うっさい、ゲス太郎!


 じゃ、話を戻しまぁす。


 スマホを首と甲羅の間に挟み込んだ海亀は浦島太郎を見上げて言いました。


「では、浦島さん。私の背中に乗ってください」


 クイクイと背中の甲羅を指差す海亀に躊躇なく腰を落とす浦島ゲス太郎。けどさぁ、何だかんだで海まで距離あるけど大丈夫?


「…浦島さん「俺は決して降りん!」そうですか…あのぉ、語り手さん?少しお願いがあるのですが…」


 ふぁ~いとぉ(笑)


「最悪だ、この二人は鬼だ。桃太郎にでも成敗されればいいのに…じゃあ、行きますよ。うぐぬぬっ!」


 意外と体重のある浦島太郎を甲羅に乗せてジリジリと海へと向かう海亀の切ない後ろ姿…うわぁ~、なんだろう。あっ、そうか。背景を夕暮れに差し替えたら………おぉ!!



            終



 デカデカと終の字を出したらまさにドンピシャ!


 このまま、何事もなくめでたしめでたしで終了?



「終わらせないでぇ~!?」


 おっと、海から原色カラーの着物に縦巻きロールの歪な女の人が登場ですよ?まさかの自分から参上って、どんだけなんですかねぇ。


 あぁ、まぁ、あれです。お茶目?


「いやいや、あんたならマジでやりそうで怖いわ…」


 肩で息をしながら血走った瞳を天に向ける乙姫様。


「おい、海亀…」

「なんでしょう浦島さん」

「お家に帰る」


 スーッと甲羅から降りる浦島太郎。流石はゲス太郎、身の危険に対して物凄く敏感のようです。


 ですが、そこは海千山千の海亀。逃がす筈もなく前ヒレで躊躇なく浦島太郎の鳩尾を強打!


「ぐふぉっ!?は、謀ったなぁ、海亀ぇ~!」

「逃がしませんよ。ええ、逃がしはしませんとも」


 不適な笑みを浮かべる海亀を横目に徐々に薄れ行く意識の中で浦島太郎は夢を見る。そう、それは異世界転生のハーレムライフ。


 けれど、甘い甘い。


 これは昔話…語り手の言葉次第で全てが決まる不条理この上ない世界。ふふふっ、海亀さんや浦島太郎を連れてお行きなさい!


 ビシッと海を指差す語り手の姿が目に浮かぶ。


 その姿を想像しながら不適な笑みを浮かべる海亀は先程までの動きが嘘だったかのように軽々と浦島太郎を持ち上げ海へと投げ入れます。


 ボッシャ~~~ン!


 かなりの高さの水柱を上げながら海の底へと沈んでいく浦島太郎を追いかけるように海亀もまた海へと飛び込んでいく。


 果たして浦島太郎の運命はいかに!?


「語り手さん…ノリノリね」


 うん、夜中に書いたラブレターみたいな勢いで話を進めてるから、どうなるか分からなぁ~い(笑)


 と言うわけで二部作では終わらなかった(笑)


「…語り手さん。浦島太郎の話で海まで行くのに八千字も使うのは貴方ぐらいよ?他の(作家)の作品を見てみなさい。ちゃんと短編になってるわよ?」


 うぐぬぬっ、乙姫のくせに。


 あっ、そうだ名言を思い出した。


「なんとなく想像がつくのだけれど?」


 ふふふっ、『よそはよそ、うちはうち!』


「…でしょうね」


 と言うわけで次回予告!


 意識を取り戻した浦島太郎が最初に見たものは


 見知らぬ天井だった。


 海亀に謀られ、たどり着いた先で浦島太郎は……


 次回『絵にも描けない世界(笑)』


 さぁ~て、次回もサービス、サービス♪



うん、やっぱり後悔はない(笑)


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