2章[異世界の探求]第3話'決意
[とりあえず、あなたが真名の恩恵をちゃんと使えるのか試して見ましょう。]
俺たちは町の外れに居た。
[まずはこの木を本気で蹴って。]
[了解......]
[ふぅ......せい!]
(バコン!)
嘘ぉん。
木は数メートル飛翔したのちに落下した。
[やっぱりか......]
[クロト、あなたはこの先何をしたい?]
突然の問いかけだったが俺は迷わず即答した。
[君に着いていきたい、俺は君の助けになれればそれで構わない。]
するとステラは口ごもって。
[1つ言っておくわ、まずあなたは私に着いてきたら必ず辛い思いも、苦痛もたくさん経験することになる、それでも着いてきてくれる?]
[ああ。]
[何があっても裏切らないって、離れないって、約束してくれる?]
[もちろんだ。]
[何があっても、自分の命を粗末にしないって約束してくれる?]
[約束する。]
[何があってももう、君を一人にしないって誓う、前の世界で君を庇った時からそう誓ったんだ、紛れもない自分に......]
[ありがとう、そして、わかりました、これからはクロト、あなたの事を何があっても信用する。だから、あなたも私の事を信用する。これが着いてくる条件......]
[じゃあ......]
[できないよね、そんな事......わかってる、こんなわがまま聞いてくれる訳......]
[着いていって良いのか?]
[え?]
[言っただろ、それが俺の願いだって、君の為に俺の力と思いはあるんだ、だからもし、君自身が自分の事を信じられなくなっても、俺は君を信じてる、最後まで......]
[......本当にもう、あなたは人を泣かせるのが得意だね、こちらこそお願いします。]
こうして俺は、一人の少女を守る最強の守護者となった。




