2章[異世界の探求]第2話
俺たちは歩いていた。
[なあ、まだ村には着かないのか?]
俺はステラに問いかけた。
[もう少しよ、ほら、みえてきたわ!]
俺たちは最初に目覚めた場所から、川を下る用に歩いてある草原に出た、そして、そこはステラ曰くヴェステーア大草原と言う、全体の面積で言うアマゾンと同等レベルの広さを誇る大草原なんだそうで、俺たちの初め居た樹海は、迷い子の森と言うらしく、水都と呼ばれる町に大分近い所に位置するらしい、とわいっても大阪縦断位の距離はあるらしく、近くにあるカリズ村から馬車が出ているらしいから、それに乗って行くことに決めたんだが......
[村に着いたら預けもの屋さんに私の荷物一式を取りに行くから着いてきてね。]
[了解]
そうして歩いていると村には30分位で着いたのでわりと早かった。
村に入ると、まず真っ先に木造の預け屋と言う看板がかかった建物に入った、ステラが言うには、この世界に来るときに遭った神王がこの世界の言語と文字は一通りわかるようにしてくれたらしい、そして真名についても教えて貰った、真名はこの世界に置ける特殊能力の様なもので、詳しくは知らないらしいが、神様が選んだ人間に個別で名前を与えて、願いを一つ叶えるらしい、実際には真名を貰える確率は天文学的な数字らしいのだが、神様の思いすら突き動かす程の意思を持った人間にだけ与えられると言う何とも気まぐれなものらしい、真名は与えられる神によって叶えられる願いの限度が定められるらしいが、俺が遭った神王は異次元級らしく、叶えられる願いに限界は無いと言うが、それも本人次第らしく、その場で強く願えなければ、真名その物の重さに与えられた人間本人が押し潰されて死んでしまうらしい、
何ともぞっとする話だが、俺はその過程を何とか乗り越えられたらしく、何かすんごい真名を手に入れたらしいが、俺は神王と遭ったと言うことしか覚えておらず、付けられた真名もなにも覚えていない......
そんな事を考えていると、ステラは店の中にポツンと置いてある、手形の様な紋章が移った台座の様な物が置いてあった、ステラがそこに手をかざすとまた小声で呪文の様な物を唱えた。
[ペースト......]
(シャキン!)
すると、台座の部分が光輝き、肩にかける必要最低限の物が詰め込めそうなバックと、財布の様なポチ袋が出てきた。
[魔法って凄いな、鍵つきの倉庫の様な役割も果たせるのか?]
[これは各国が共有してる、魔力倉庫よ、この世界に存在する魔力を媒体にして独自のネットワークを組むことで、そのネットワーク内に制限はあるけど物を収納出来るのよ]
[さっきの呪文みたいなのは?]
[パスワードみたいなものよ、この世界に生きる人間って言うのは体内に等しく魔力を持っていてね、その魔力の量にが多ければ多いほど行使出来る魔力もちろん多くなるし、この世界の人が体内に持つ魔力関しては一人一人微妙に違うのよ、だからこの魔法具は生まれつき魔力の低い人が使っても、独自で魔力の色を判別して、指紋認証の様な役割を果たすから、だからこれは各国推奨で全ての都や町や村に置かれているは、セキュリティは魔力認証とパスワードの二重構成だから信頼の厚みも獲得しているわ。]
成る程つまり、これは皆が等しく持つ魔力の色を判別して、パスワード もとい呪文の様な物を唱える事によって、預けて居たものを取り出してくれる物だと言うわけか。
[ん?ちょっと待てよ、パスワードを忘れた場合どうなるんだ?]
[普通は忘れないように記憶魔術が預ける時に自動的にかかるんだけど、もし何らかのトラブルが起こって記憶魔術が解けた場合、各都にある支部に行けばこれの魔力認証だけで開ける仕組みの物が用意されてあるから最終的には何とかなるわ]
成る程、村とかに置いてあるやつにパスワードがいるのは市民の安心の信頼をえるためか。
[とりあえず、宿を取りに行くから着いてきて、都に行くのは明日よ。]
[そうしてくれると助かる、今日は色々ありすぎて疲れた。]
[ごめん、私の......]
その言葉を言いかけた瞬間俺は彼女の口に指を添えた。
[そこから先は言わない約束だろ、さっきも言った通り俺は俺の意思でこの道を選んだんだ、今もその言葉に嘘も後悔も無い、だからその先の言葉を言う必要はない]
俺は真剣な顔で彼女の目を見てそう言った、そして俺は自分がどれだけ気持ち悪い事をしているのか気付いていなかった。
[あ!すまん、わざとじゃないんだ、この通り!]
俺は即座に謝罪した......
[ふふっ、本当クロトには敵わないわね、良いのよ、気にして無いから]
彼女は微笑んでそう言った。
正直言って滅茶苦茶可愛い、頭打ちたい。
[いやいや、何を考えているんだ俺は......]
[ん?どうかしたの?]
[いや何でも無い、早く宿屋にいこうぜ、もう疲れちまったよ!]
[ちょっ、どうしたのよいきなり]
俺は戸惑っているステラを余所に、建物を出た。
[もう、宿屋が何処かもわからないのに、勝手に行かない!
この村自体余り広く無いから迷わずにすんだけど、都はでは離れると一瞬で迷っちゃうんだから、勝手な行動はしないように!]
[マジすみません、今度から気を付けます。]
俺は言われていることが正論過ぎてぐうの音も出ず、ただ平謝りするしかなかった。
[はぁ、もういいわ、今度から気を付けてね。]
彼女は少し呆れたような顔して、許しをくれた、ステラさんマジ女神です。
[とりあえず部屋を取るわよ、そんなに目を輝かせても一緒にはしないからね]
俺はそんな顔をしていたつもりは毛頭無かったんだが、顔は正直なようだ。
[部屋を二つ借りれますか?]
ステラが受付をそそくさと済ませて俺の方に向き直った。
[はい、クロトはこの部屋ね。]
[ありがとさん、俺は二階の205号室か。]
[私は、一階だから、それじゃあまた明日、寝坊しないようにね。]
[へいへい、そんじゃお休み。]
[お休みなさい]
それから俺は二階に上がって一番奥の部屋のドアを開けて、ベットにダイビングすると、そのまま眠りについた。




