表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命を背負った少女と最強の守護者  作者: 英雄王ヨカ
3章[王都学園]
62/100

3章[王都学園]第39話

[まったく......]


俺は、王都から20km程度離れたところにある隣町、ミュンに来ていた。

と言っても、学園長に頼まれて、仕方なく来ているのだが......


[あの学園長、最近俺の事をコキ使いすぎだろ......]


等と愚痴を溢しはするが、何しろ魔物被害で、とかなんとか言われたら断りたくても断れない。何故かって?まあ特に理由は無いが、強いて言うなら放っておけないと言う偽善的考えだ。


[......あれ?馬車がとまっていない。]


おかしい、この世界の馬車も、バスの様に決まった時間に停留所に居るはず、本来なら出発5分前くらいの時間だから、先に行ったって言うのも、まだ来ていないと言うのも考えにくい。


[あの、ちょっと良いですか?]


俺は、近くを歩いていた老人にたずねる。


[なにかな?]


[はい、俺馬車に乗って王都まで行きたいんですけど、停留所に馬車が停まっていなくて。]


老人は少し困ったように答える。


[ああ、君が王都の学園から魔物退治に来てくれた、学生か。]


[はい。]


すると、老人は申し訳なさそうに答える。


[すまないのう、何やら王都からの馬車が朝から帰ってきていないんじゃ、王都か、それまでの道で何かあったのかもなぁ。]


それは、初耳だ。

俺は昨日この町に来たため、馬車が通っているとばかり思っていた。しかし、何故連絡も無く急に......


[わかりました。何とかして帰る方法探してみます。]


俺は老人にお礼を言う。


[力になってやれんですまんのう、ワシはこれで行くが、何か困った事があったら頼るんじゃぞ?]


[ありがとうございます。]


そう言って、老人は去っていった。


[しゃーない、走って帰るか。]


今日の間には帰りたいし、何より嫌な予感がする。

それに、現在都を出ているのは俺じゃない、剣聖と学園長も同様に依頼で都を出ていた。こちらに関しては、帰ってくるのが一ヶ月後と言う長期遠征だった。


俺は町を出ると、少し離れたところで、覚醒者の力を解放する。


[よし、じゃあ早速......]


俺が走り出そうとした瞬間、周りが霧に包まれる。


[これは......]


この霧、見覚えがある。


[何のつもりだ?フレア・シュバリア。]


霧が晴れたと思うと、さっきまで誰もいなかった場所に、短い赤髪の男が居た。


[会うのは数ヵ月ぶりか、クロト・カザヤ。]


こいつはフレア・シュバリア、学園襲撃事件の時に、旧校舎の前で待ち伏せていた奴で、裏の仕事では彼の名前を知らないものは居ない。


[質問に答えろ。]


こいつが出てきたのには理由があるはず、それを聞き出したいとこらだが......


[たくっ、せっかちな野郎だぜ、まあ、強いて言うなら、足止めかな?]


足止め?


[......何のために?]


全くもって意味がわからない。


[そこまで答える義理はねあな。]


そう言って、男はそれ以上答える気は無いと言った様子で、よそを見る。


[......そうかよ、でもここで俺を足止めするってことは、俺が王都に言ったら困る理由が、そっちの依頼主にあるって言う訳だ。]


そう言い、俺は剣を抜く。


[何でかは知らないが、強行突破させてもらうぜ!]


シュバリアは、微動だにせず。


[まあ、そう急ぐな......]


俺は反射的に、飛び退く。

さっきまで俺の立っていた場所が、氷の牢獄と化していたのだ。


[少しは、ゆっくりしていこうや。]


俺は、侮れない相手だと、再度認識する。

剣聖と互角にやりあう時点で、予想はしていたが、今の魔法の発動速度、気付かれない様にする隠蔽能力、どれも予想を軽く越えている。


[断る!]


俺は[セカンド・リミッツ]を発動させ、特攻をしかける。


[ふっ......!]


シュバリアは不適な笑みを浮かべて、氷魔法を発動する。




[くっ......]


[やるじゃねえの......]


戦闘開始から、たったの5分しかたっていないが、お互いに体力は残っていても、精神面で疲れ始めていた。

それもその筈だ、シュバリアが使用する魔法はどれも、高密度、高威力、超高速の必殺級だ、迎撃しようにも高密度である事で壊れにくい上、数が多く全方位から変則的に放ってくるので、回避するだけでも、相当神経を使う、それは使用者である向こうも同じ様だが、このままではどちらかがじり貧で負ける。


[......]


俺が、相手を見据えて対策を練っていると。


[......やめだ、これ以上やっても負ける可能性の方が高い。]


シュバリアは、あっさりと降参を表明する。


[......どういうつもりだ?]


構えを解かずに問いかけると、すんなりと答える。


[今言った通りだ、このままやっても意味が無い(・・・・・)からな。]


[何を言って......!]


まさか!?


[お前の目的は、まさか!?]


シュバリアが、またしても不適な笑みを浮かべる。


[さあどうだろうな、そんなに気になるなら、俺なんかに構ってないで、さっさと行ったら良いじゃねえか。]


[くっ!]


俺はセカンドを解除せずに、そのまま全速力で王都に向かう。


[頼む、俺の誤算であってくれ。]


もし、俺の予想が的中していた場合、最悪の事態が起きたと言っても差し支えない。


俺は、風すらも追い抜かして、王都を目指す。

受験終わって筆が進むは進む、軽い軽い、何か良いシナリオ書けそう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ