3章[王都学園]第26話
[はぁ......]
俺はため息をつく。
[結果的に倒すことは出来たけど、流石にこれはやり過ぎだよなぁ。]
俺は、先の戦いで切り札を使い、見事悪魔を討伐したが、お陰で周りの地形は抉れまくりの抉れまくり、後でどんな大目玉を喰らうのやら。
[はぁ、全く、何処の最終決戦だよ本当に......]
一様人が居ないことは確認して技を使ったので、人的被害は無いが、二次災害が凄い事になっている。
[......帰るか。]
俺は歩き出す、先の戦いで、セカンドリミッツも神具覚醒も解除されてしまったので、覚醒者を行使するのはしんどいし、身体強化の魔法を使おうにも魔力は残っていないため、徒歩での帰宅を余儀無くされた。
[やっと、着いた......]
六時間位歩いて、ようやく遺跡の前まで戻ってきた。
歩いてる途中で気付いたのだが、半身が麻痺している様な気がする。
[クロトくん!]
ステラが、俺に気付くや否や、駆け寄ってきた。
[おう、ステラ、ただいま。]
ステラは呆れたように微笑むと。
[おかえりなさい、本当に無茶に無茶を通すような真似するね。]
[本当ですよ、全く、状況を聞かされたときはびっくりしましたよ。]
ユリカゼも出迎えてくれる。
[他の皆は、先に帰ったみたいだな、待っていてくれたのか?]
[当然です。忘れてるかも知れませんが、わたし、貴方の従者なんですよ。]
別に忘れていたわけではない、俺とユリカゼの繋がりの一つを忘れるはずもない。
[わかってるよ、それでも、ありがとな。]
ユリカゼは少し照れる。
[リアちゃんとリオちゃんは、疲れたから帰るって。]
ちゃっかりしてるな、まあ良いんだけど。
[わかった、それじゃあ俺達も帰るか。]
[うん。]
[そうですね。]
俺はステラに支えられて、歩き出した。
王都学園寮前
[やっと帰ってきた......]
実に我が家の様な安心感。
[それにしても、ステラには悪いことをしたな......]
帰ってきて早々待っていたのは、生徒指導室への呼び出しだ、だが、あまりにも俺が嫌そうな顔をしていたのか、後はやっておくからといって、ステラが帰らせてくれたのだ。
[だけど......]
今はとにかく寝たい、半身の麻痺も気にならないくらいには眠かった。
俺は寮に入ると、思い足取りで二階への階段を上り、自室に入った。
[おうクロト、お疲れの様だな。]
レオが声をかけてきた。
[まあな、悪いけど今日は滅茶苦茶疲れてるから、すぐにでも寝かせてもらう。]
俺はそう言いながら、ベットの中に入った。
[わかった、おやすみ。]
[おやすみ......]
ベットに入った時点で、睡魔を押さえることが出来なくなり、俺の意識は落ちた。




