3章[王都学園]第24話
[ぐっ......ッ!]
なんつう威力だよ、まともに受けたら流石にひとたまりもないぞ!?
[ちっ、はぁぁ......]
距離をとって、剣に魔力を纏わせる、そして......
瞬迅速!
一瞬で間合いを詰める。
[くらえぇぇぇぇ!]
魔物の右肩から腹にかけて深々と斬り込む。
[荒れ狂え!]
そこから魔力を流し込む、そして距離を取る。
[ぐわぁぁぁ!]
魔物の胴体が吹き飛ぶ、が......
[おいおい、嘘だろ?]
再生していく、如何に終局種と言えども、あれほどのダメージを受けて死なないはずがない。
[いや、ただの回復じゃない、蘇生......なのか?]
あり得るものなのか、一度死んだ魔物が、自己の能力だけで生き返るなど。
[どちらにしろ......]
あっという間に魔物は復活する。
[ぐるぅ......]
[最悪の状況だな、これは......]
奥からもう一体出てくる。
[何分持ちこたえられるのやら。]
オーバーオリジン発動。
セカンドリミッツ解放......
[さあ、ここからはこっちも本気も本気だ。]
[[ぐるわぁぁぁぁーーー!!]]
魔物が雄叫びを挙げて突っ込んでくる。
[もう少しだ!]
金髪の少女が叫ぶ。
[......]
そして、辿り着く。
[クロトくん!]
少年は戦っている、圧倒的威圧を放つ悪魔と、互角に......
[......あの魔物、何かを狙っている。]
[え?]
少年が動きを少しとめるやいなや、魔物は下がって、よこならびになる。
[魔力が合わさっていく、まさか!?]
牛は、合体する。
[おいおい、流石に......]
合体した悪魔の威圧感はさっきまでの比較にならない。
[ここじゃあ、ルミナスの本気も出せない、どうする......]
俺が入ってきた通路の方に、ステラたちが居るのに気付く。
[そうだ......リア、ステラ!]
二人は俺の声に返答する。
[俺と魔物を地上に、都からある程度離れたところにある湖畔に飛ばしてくれ!!]
地上にさえ出られれば。
[......わかった、私は君にかける、やろ、リアちゃん。]
ステラの瞳よ光は鋭い。
[わかった、それではやるぞ。]
二人は同時に魔力を飛ばす。
[魔物とクロト・カザヤに指定。]
魔物が準備万端とばかりに動く。
[[転移!!]]
二つの姿は消える。
[......]
ちゃんと帰ってきてね。
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