3章[王都学園]第19話
[私が学校に、か......]
リアは感傷に浸っていた。過去に取り返しのつかないような過ちを犯した自分が、今更ぬけぬけと学校等に通って良いのか、と。
[難しい顔してるね、なにかあったの?]
ステラが声をかける。
[......いや、何もない。それにしても私が学校に通う、か、未だに想像がつかないな。]
リアは、あの後学園長にその後の事を相談したところ、学園に通うことを提案された、勿論色々な事情は伏せるが、リアもそれで同意した。
[......考えていても仕方がないな、私はもう寝る。明日は早いだろうからな。]
[うん。おやすみ、リアちゃん]
[ああ、おやすみ、ステラ。]
リアは部屋に向かった。
[......ふぅ、そろそろ、覚悟を決めないとな......]
[おはようステラ、それにリア。]
[ああ、おはようクロト。]
[おはようクロトくん。]
リアはユリカゼやステラ、俺と同じクラスに、転校生として入ってきた。
[おいクロト、あの転校生と知り合いなのか?随分仲が良いみたいだったけどさ。]
レオが聞いてくる、ユリカゼに聞いた話だが、今回の事件ではレオも相当頑張ったらしい。
[まあな、それより聞いたぞレオ。お前も格好いいところあるじゃねえか]
俺は茶化すように言う。
[うっ、うるせえ、同級生の友達を助けるのは当然だろうが。]
レオは照れ臭そうに言う。
[そりゃあそうだ。だけとまあ、俺からも礼は言っておくよ、俺の大切な友達を助けてくれてありがとな、親友!]
俺はそう言って、レオの背中を叩く。
[いってえ、怪我人はもっと慎重に扱え!]
[すまん、すまん]
これから、またしばらく平和な日々が続くことになる、だけど俺は今回、リアから聞いた限りだと、反転凶化と言うギリギリの状態で相手を倒したらしい、俺はもっと強くなりたい、絶対にもう大切な人を傷て消させないために。




