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運命を背負った少女と最強の守護者  作者: 英雄王ヨカ
3章[王都学園]
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3章[王都学園]第12話

俺は、昨日の夜、この学園の地下で見たものについて考えていた。


[クロトくん......クロトくんってば!]


俺はステラの声にようやく気付く。


[ああ、すまない、どうかしたのかステラ?]


[もう少しで私達の番だよ。]


そう言われて、俺は考えるのを中断する。


[それじゃあ行くか。]


そう、今俺たちは技術大会の控え室に居る、そしてとうとう俺達に試合の順番が回ってきたわけだ。

まあ、俺の出番は無いかもしれないけどな。


[はい!]


[そうね。]


ユリカゼとステラのやる気も十分だ。

だが......


[最終日は俺も出ることになるかもな。]


[ん?どうかしたんですか?]


ユリカゼが振り返る。


[いや、なんでもない。]


俺がそう言うと、入場口の方に二人が歩いて行く。


[これは、予想以上のが来ちまったな......]


この魔力と気配、極限まで隠されているから二人は気付かなかったのかもしれないが、剣聖から直々教わった策敵魔法は伊達じゃないな。


[さて、あの二人にはどう伝えるか。]


いや、今それを考えるのは無粋か。


[今俺がやるべき事は、二人の試合を見守ることだよな。]


そう呟いて、俺は思考を二人の試合に切り替える。


[相手は魔法士と拳士か、実力はそこそこって所か......]


まあ、あの二人なら余裕かな。


[はじめ!]


司会者が拡声魔法具を使って、開始を指示する。




[セインちゃんは物理の方をお願い。]


セインちゃんは頷く。


[速攻で行きます!]


そう言って、走り出す。


[さて、私も負けてられないな。]


向こうは魔法を準備している。


[遅いよ!]


私は身体強化を使用して、跳躍する。


[アインズ・ゲート・ライト......]


魔法の基盤を短く囁く。

詠唱省略!


[ミルキーウェイ!]


弓の先端を起点に、私の周囲に青い半透明な魔力の矢が精製される。

歓声が上がる。


[まだまだ!]


それと同時に魔法を並列起動する。


[流星・スターダスト!]


敵の魔法士は既に結界魔法を起動し終わっているが、そんなことは関係ない。

魔力で精製された矢が魔法士目掛けて飛翔する。

無数の矢が命中すると同時に爆裂する。


[ふう......]


私は着地する。


[さて、どうかな。]


砂煙が晴れると、魔法士は倒れ付していた。


[......ダウン!]


向こうの控えは既に出てきているが、セインちゃん一人で十分かな。



流石ステラさんだ、ほんの数秒で相手の魔法士を倒した。


[せいっ!]


一撃目は防がれたがそれで良い。

私は即座に身を翻して二撃目に移る。


[ぐわっ!]


斬撃は命中する、魔法防御が張られているので、殺す気で切りさえしなければ向こうに直接的な傷はできないが、ダメージと衝撃は伝わる。


[ダウン!]


次は......


[ふぅ!]


不意打ちを仕掛けてきたが、難なく受け流す。


[見事な隠蔽ですが、動きがまだまだですね。]


私は体制を崩した相手に斬撃を叩き込む。



[ダウン!]


流石二人だ、相手の三人を秒で蹴散らした。


[お疲れ様。]


二人が戻ってきた。


[楽勝よ。]


[はい。]


二人とも疲れすら感じさせないくらい余裕といった感じだ。



[この調子でどんどん勝って行きましょう。]


[うん、そうだねセインちゃん。]


まあ、準決勝までは余裕だとは思うが......




[今日の試合はこれで終わりだね。]


それから二人はどんどん勝ち抜き、一気にベスト8まで勝ち上ってきた。


[流石に疲れましたね。]


[......二人は先に帰っててくれ、俺は少し歩いてから帰る。]


そう言うと、二人は了承して寮に戻っていった。


[さて、行くか。]


俺は歩きだす、そして、少し歩いてからベンチに座る。


[試合場で感じたあの気配と魔力、完璧に二人を上回っている訳じゃなかったが、何か強力な自己強化魔法を持っていた場合......]


あの二人でも負ける可能性のある相手だ。


[あくまで可能性の話だが......]


いや、止めよう、それにもしもそんな事があったとして、その時はその分俺が本気を出して応戦するだけだ。


[そろそろ俺も帰るか。]


それに懸念すべき事はそれ以外にもある。

ガイアス聖火......この学園が本当に襲撃にあったとして、俺はどこまでこの学園の奴等を守れるのだろうか。

今気付いたけど、今の所正直書くことだけに必死で、投稿するの忘れてたから、実際には既に41まで書き上がってます。

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