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運命を背負った少女と最強の守護者  作者: 英雄王ヨカ
3章[王都学園]
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3章[王都学園]第9話

[遂に明後日か。]


[ん?学園祭の事か?]


レオが応答する。


[ああ、なあレオ実際にはこの学園の学園祭ってどんな感じなんだ。]

[どんな感じかあ、まあ一つは今クラスでも用意してる個別の出し物や売店、店なんかは結構本格的で面白いぜ。]


そう言えば俺もなんか手伝いをさせられたな、ほとんどは力仕事だったけどユリカゼ何かはメイド服なんかを何種類か着させられていたな。


[成る程。]


[でもまあ、一番盛り上がるのは大会の方だな、毎年決勝戦は凄い盛り上がりなんだぜ。]


[お前は売店、誰かと回ったりするのか?]


するとレオが、にやついてこう言う。


[どうした?ボッチだから俺と回らせてくれって?仕方無いなぁ]


俺は殺気を放ちながらこう言う。


[言いたいことはそれだけか?]


[待て待て冗談だから!]


[そうか......]


俺は尚も殺気を納めない。


[わかったすまなかった!だからとりあえずその洒落にならない量の殺気を何とかしてくれ!]


俺はやれやれと言った感じに。


[はぁ、俺はステラと回る約束をしてるからボッチじゃない、とっとと質問に答えろ。]


[ああ俺は基本一人だぜ、こう言う祭り事は生まれつき苦手なんだ、大会の方は気になるから毎年観に行ってるけどな。]


[お前の方がボッチじゃねえか。]


[うるせえ。]


他愛も無い話だ、そうしてあっという間に二日間は過ぎて......




[本当に凄い盛り上がりなんだな。]


前日の生徒達の本気度も凄かったが、当日は全国各地から客が集まっているらしく凄い人の数だ、数千と言う生徒を抱えているにも関わらず余裕の敷地を誇る学園が、人で一杯になるのはこの三日間位だろう。


[貴族の人達も沢山来てるね。]


横に座っているステラが言う。


[ステラは良かったのか?

俺が受付やってる間まで一緒に居なくても良かったんだぜ。]


[良いの、私は今日一日はあなたに付き合うって決めてたから。]


きっぱり言いきる。


[ステラがそう言うなら......]


それから俺の担当している時間も過ぎて、クラスの教室の前に立っていた。


[今の時間だと、ユリカゼが店員をやってるはずだからちょうど良かったかもな。]


そう、俺達のクラスの出し物はメイドカフェになっている、決まったのは俺が学園にくる前の話だからあまり選考の理由は詳しくは知らないが。


[あっ、クロトさんにステラさん!]


教室に入って直ぐにユリカゼが声をかけてきた。


[おうユリカゼ、メイド服似合っ......]


[可愛い!流石セインちゃん!]


俺が言いかけた瞬間、ステラがメイド服姿のユリカゼに抱きついた。


[むう、苦しいですよステラさん。]


ユリカゼもこうは言っているがなんやかんや嬉しそうだ。


[お前ら本当に仲良いな。]


俺がそう言うと、ステラが今の状況に気付いた。


[あっ、ごめんセインちゃん邪魔しちゃって。]


申し訳なさそうにステラが言う。


[良いですよ、それより席に案内しますね。]


[ああ、頼む。]


俺達はユリカゼに案内されて席に着く。


[注文がありましたらお呼びください。]


そういってユリカゼは歩いていった。


[ふぅ......]


俺は一息着く。


[凄い人だったね。]


ステラが人混みを抜けた感想を述べる。


[そうだな、数千の生徒を全員入れても、余りあるような敷地が人で一杯になるのはこの三日間位だろうな。]


[この分だとやっぱり、今日だけじゃ回れる店も後2つ位なんじゃないかな。]


ステラが少し落ち込んだ様な顔をする。

内心では凄い高得点だが、何とかその気持ちを表に出さないように努力する。


[まあそう落ち込むなって、最終日の夜には取って置きの場所に連れていってやるからさ。]


ちなみに、この前ユリカゼに連れられて行った場所とは、また別の場所だ。


[落ち込んでなんか......まあ、そう言うなら期待してるよ、クロトくん。]


とりあえずは気分は取り戻してくれたようだ。


[ああ、そうしてもらえると嬉しいよ。]


そこから俺達は適当に飲み物等を頼んで他愛ない話していた、そこに......


[あのぉ.....]


[ん?]


俺に話しかけてきているのか?

声をかけてきたのは少し紫掛かった長い黒色の髪と端正な顔立ちの女子だった。


[私、同じクラスのリオ・ネメアって言います。]


少女は丁寧に自己紹介してきた。


[ああ、ご丁寧にどうも......]


本当に同級生同士のやり取りとは思えないものだが......


[それで、俺に何か様かな?]


単刀直入に要件を確認する。

この子もメイド服を来ているところを見ると、店員をやる時間なのだろう、余り無駄に時間を取っては申し訳ない。


[はい、あなたがカザヤさんでよろしいですよね?]


俺は首を縦に振る。


[良かった、間違えてなかった。

カザヤさん、今日の夜寮の入り口まで来てくれませんか?]


寮の入口?何でまた?


[ああ、別に構わないけど。]


俺は断る理由もないのでOKする。


[ありがとうございます。それでは......]


そういってリオは去っていった。


[何だったんだろうな?]


俺がそう言ってステラの方を向くと。


[あの、ステラさん?]


[何?]


[何故そこまで不機嫌オーラを出しているんですか?]


[別に、気にしないで。]


いや気にしないでって言われても......


[......とりあえず次のところ行くか?]


[うん......]


そういって俺達は席を立つと、お会計を済ませて教室を出た。

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