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運命を背負った少女と最強の守護者  作者: 英雄王ヨカ
3章[王都学園]
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3章[王都学園]第7話

[今のが......]


今、俺の周りはクレーターになっている。


何故そのような事態になっているのかと言うと、俺はステラの新しい技の練習の相手をしていた、俺にはダメージが行かないように調整してくれてはいたが、正直ステラ以外の弓使いに出来るのか。と、疑問に思うレベルだ。


[驚いた?]


[ああ、勿論だよ、まさかこんな事が出来るなんてな。]


[まあね、クロトくんに付き合ってもらうんだから一発で成功させたかったし......]


[ん?あ、もう学校行く時間だな、寮に戻るか。]


[うん。]


俺達は歩いて寮に戻る。




[学園祭を他学園と共同!?]


ユリカゼは思わず声をあげた。


[すまん、我が校誇る学園祭なのだが、どうしてもと先方に押しきられてしまってなぁ。]


[先方って?]


俺が質問する、そう、俺は今ユリカゼと一緒に校長室にいる。


[王都第二学園・ガイスタじゃ。]


[王都第二学園?]


王都にはふたつ学園があったのか......


[......って、ユリカゼさん?]


ユリカゼの様子があきらかに変だ。


[......]


[いや、無言で殺気を増幅させるのはやめて、怖いから!]


あきらかに切れている。


[学園長......]


[なんじゃ?]


さよなら学園長、あんたはまあ、いい奴だったよ。


[何が......押しきられたですか、バカですかあなたは!!]


[ひいぃ、すまんユリカゼ、謝るからとりあえず話だけでも聞いてくれ!]


あぁ、もう何でこの学園長が絡むと毎回面倒事ばっかり起きるんだ!?


[って、おいおいユリカゼ!流石に切っちゃ駄目だって、学園のお偉いさんは斬っちゃ駄目だって!!]



俺が後ろから肩に手を回してユリカゼを抑える。


[離してください!この学園長は人の事をバカにしています!]


駄目だこれは、完全に切れてる。


[とにかく話だけでも聞けって!]


[聞く耳持ちません!]


[てか何でそんなに切れてんだ!?]


[怒るに決まってるでしょう!?学園祭と言えば学園の中で行うからこそ学園祭なのに、何で寄りにも寄ってあそこと何ですか!?]


[わかった!その王都第二学園とやらの評判が悪いなら後でたっぷり聞いてやるからとりあえず刀納めろ!]


すると、ユリカゼの力が抜ける。


[......わかりました。話だけであれば聞きましょう。]


まだあきらかに切れている様子だが、とりあえず一安心だ。


[ふぅ、で?何でそんな事態になったんだよ?]


[うむ、時は一週間前に遡る、私はガイスタの校長と対談する機会があってな、その時に......]


[その時に?]


[そう、あやつら我が校の学園祭に参加したいだなどと言い出しよったのだ。勿論わしは断った、だがあやつら寄りにも寄ってあの事を......]


[あの事?]


[入ってよいぞ。]


[遅くなってすみません。]


ドアから現れたのはステラだった。


[ステラ、やっと来てくれたか。]


[どうしたのクロトくん!?そんな死にかけの顔して!?]


ステラが心配そうに言い寄る。


[本題はここからじゃ。]


あれ?俺の事は無視?


[君達三人に集まってもらったのは他でもない、君達にこの学園の学園祭を守って欲しい。]


[え?学園祭を守る、ですか?]


[ああ、君達は今この学園のトップの腕前を持つ現役冒険者じゃ、そこで、君達に頼みたいのは学園主催の総合技術大会への出場じゃ。]


総合技術大会、でもあれにも第二学園の奴等が出るのか。


[ちょっと待った。この技術大会は二人一組なんだろ?何で俺を含めた三人を呼んだんだ?]


[ああ、今回の技術大会は三人一組になったのじゃ、第二学園も交えてやるとなると二人一組だととんでもない数になるからのう、今回は特別ルールじゃ。]


[特別ルール?]


[ああ、この事は明日発表されるのじゃが、簡単に言うと三人一組で出場して、予め初めの二人と控えの一人を決めておいて、初めの二人の内一人が戦闘続行不可になった時点で控えの一人が代わりに出ると言うルールじゃ。]


[勝利条件は?]


[相手を全滅させる、もしくは制限時間内にこちら側に二人残した状態で相手を一人にする。]


意外と分かりやすくなっている、急な変更だからなのかもしれないが。


[......出るのに関しては、俺は別に良いけど何でそんなに焦っているんだ?]


まあ大体予想はついているが。


[今回の学園祭自体はもう共同で行うことに決定してしまったから、もう変更はできん。だがこの学園主催で行う大会位は家の学生が優勝せねば面子も丸潰れじゃ、無理強いているのは重々承知しておるが......]


言い掛けた瞬間。


[私は別に良いですよ。]


[私も構いません。]


[俺も異論無しだ。]


すると、学園長が目を丸くした。


[良いのか?]


[だから構わないって、それにあんたには少なからず恩を感じてもいる、今俺がこの学園で過ごせているのはあんたのお陰だ、礼くらいはするさ。]


[私も同じ意見です。]


ステラが賛同する。


[だから、後は俺達に任せとけって、必ず優勝してやるからさ、それじゃあ俺達は帰るぜ。]


[ああ......気を付けて帰るのじゃぞ。]


[はい。]


ドアを開けて俺達は校長室を後にした。

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