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運命を背負った少女と最強の守護者  作者: 英雄王ヨカ
序章[運命と宿命]
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序章[運命と宿命]第3話

[......]


どうしよう......

この期に及んで俺はまだ何か良い策はないか、頭をフル回転させていた。

するとさっきまで、俺の部屋のベッドで寝ていた銀髪の少女が口を開いた。


[まず聞かせて、なんで私が見知らぬ男の人と一緒の部屋にいて、そしてなんで私がベッドに寝かされている様な、状況だったのか、説明してくれると助かるんだけど]


[それは......]


俺はちゃんと説明して誤解を解こうと口を開いたが、早々に言葉に詰まってしまった。


[ん?どうしたの?]


俺はこれ以上言葉に詰まっているのは危険だと判断し、意を決してありのままを説明する事にした。


[ここは俺の家の寝室だ、俺が学校から帰っていたらお前が道端に倒れていたから俺が運び込んだんだよ]


この瞬間俺はこう心に思った、さよならの平凡な学園生活......

即刻通報される事を覚悟していた俺は彼女の次の言葉を待った。


[そう言う事だったのね......

とりあえずお礼を言っておくわ、助けてくれてありがとう。]


彼女が微笑んでそういった。


[え?]


俺は彼女の予想外の反応につい声が出てしまった。


[え?]


彼女の方も俺の反応の意味がわからなかった様で、ここは俺の方から話を切り出すべきだろうと瞬時に判断し、沈黙が訪れる前に俺が話そうとした瞬間......


(ピンポーン......)


インターホンが鳴った......

俺の判断はなんだったのだろうか......


[出てきても良いわよ]


[ああ、そうするよ]


そう言って、俺はリビングに出ると、家の前を写し出すカメラを覗いた。


[ん?この人さっきも来たよな?]


カメラに写ったのは、さっきと同じ人物であろう黒いスーツを来た男だった。

また無視しようかと思ったが、二回も訪ねて来るところ見ると、この家に用があるのは間違い無いだろう。

そこで俺はあるひとつの、可能性に行き着いた。


[おーい、この人お前の知り合いか身内じゃないのか?]


多分そうだろう、まぁ、俺を訪ねて来ている可能性も確かに無いわけでは無いが、俺の両親はすでに他界して要るので、今は祖母の家に預かって貰っている、祖母を訪ねて来ているのかも知れないがその時は祖母が帰って来るまで対応すべきじゃないだろう。


[え?どんな人?]


写っている黒いスーツの男を見るや、彼女の顔色が一気に悪くなり慌てる用にさっきまで居た寝室に戻ると、

自分のカバンを肩にぶら下げて戻ってきた。


[おい、いきなりどうしたんだよ?]


彼女は俺の問いかけには答えず、こう言った。


[早く逃げるわよ!]


正直意味がわからなかった。


[ちょっと待て、一体何から逃げるんだよ?]


[後で説明する。とにかく今は私を信じて!]


(ガタン!!)


玄関でドアを無理やり破られた様な音がした。


[まずい、とにかくついてきて!]


いまいち状況が把握出来ない俺を余所に彼女は俺の手を取って家の奥まで走っていく。


[そこをまっすぐだ!奥に裏口がある!]


状況が把握出来た訳では無いが、彼女の慌てようからして危機的状況なのは間違い無いだろうと判断し、俺は裏口までの道筋を言った。


[ここね。]


彼女は裏口の鍵を開けると、俺を連れて外に出た。


[これからどうするんだ!]


俺は裏口から出て、すぐ横にある戸を開け裏の路地から道路に出た。



[どこか隠れる場所はある?]


1時間位だっただろうか、俺たちはそのまま走り続け、気が付けば辺りすっかり暗くなっていた。


[この辺りだと、近くに公園があるはずだからそこに隠れよう]


俺がそう言った瞬間背筋に悪寒走った、そこから行動に移すまではほんの一瞬だった。


[伏せろ!]


俺は彼女を庇うように後ろに突き飛ばした、その瞬間脇腹の辺りに熱というなの鋭い痛みを感じた。


[くっ、痛っ!]


俺は痛みに耐えきれずその場に倒れ付した。


[なっ、大丈夫!]


彼女は俺に駆け寄ると泣きそうな目でこちらを見ていた。


[何...やってんだ!はや......く、逃げろ!]


[何言ってるの、助けてくれた人を置いて逃げれる訳無いでしょ!]


そんな事を言っいると、暗闇の中からさっきの黒いスーツの男がこちらに歩いて来た。


[俺の事は良い、早く逃げろ、お前まで捕まるぞ。]


もうまともに声を出すこともままならない中俺は必死に言葉を放った。

すると彼女はポケットから小さな石ころを出して、地面置くとそこに手を添えてこう言った。


[転移ランダム!]


その言葉の意味を理解する事は出来なかったが、俺と彼女を覆う様に現れたサークルが凄まじい光を放った、俺はその光に飲まれる様に意識を失った。


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