2章[異世界の探求]第6話
どうも、投稿主の英雄王ヨカです。
今回は投稿が遅くなってすみません。
遅くなった理由としてはリアルの方で小説絡みで辛い事があってどうしても執筆のモチベーションが上がらず、この休日の間に少しずつ創作していました。
もう大分回復したのでまたいつも通り投稿していこうと思っているので、これからもお願いします!
今俺たちは、ひとまず武器と装備を整えようと考え、都の中にある武具屋にいた。
[私の装備は一通り決まったんだけど、クロトくんはどう?]
[全く......]
正直言って何を選べばいいのか素人の俺じゃ全くわからない、冒険者になったからにはこう言う物の知識もこの先必要になるだろうから、出来るだけ勉強しておこうと心に誓ってこう言った......
[すまんステラ!今回はお前が選んでくれ!]
ステラは微笑んでこう言った。
[謝る必要無いよ。そんな事はこれからの覚えて行けば良いし、そもそもこの世界の事だってまだちゃんとわかっていないんだから、仕方ない。今回は私も、選ぶの手伝うけど次からはちゃんと自分で選べるようにね。]
ステラは嫌な顔一つせずに真剣に選んでくれた、本当に申し訳無い。
[君はもうすでに素の力だけで防御とか俊敏さの能力面は事足りるから、相手からの解析魔法を妨害したり、状態異常に対する耐性なんかを強化する方向で装備を組んだ方が良いかもね。]
すると彼女は手際よく装備を身繕い始めた。
[こんな感じでどう?]
そう言って、彼女はRPGゲームやファンタジー系のアニメでは良く見る、魔導師が着ていそうなフード付きのローブと、俺が向こうの世界でも良く履いていた丈夫そうな黒色のジーンズだ。
[とりあえず試着してみるよ。]
この際着心地も気にしたいので、一度試着してみることにした。
[わかった、じゃあ私も試着してくるね、できたらここに集合。]
そう言って、ステラは女性用の試着室がある方向に歩いていった。
[よし、そんじゃあ俺も着てみるか。]
俺は一通り着替え終わると、試着室の中にある鏡を見た。
そこにはファンタジー系列の主人公さながらの衣装を着た俺がいた。混ざりの全く無い黒髪と、見たときは黒色かと思ったが、実際に着てみるとローブの方は若干藍色寄りの色になっていて、ローブの下に着ているシャツは薄い紺色だ。ジーンズの方はまごうことない潤色の黒で、非常に動きやすくサイズも良い感じに余裕があり、ざっ、ファンタジー物のコスプレと言った感じだ。
[ん?ちょっと待てよ。俺、目の色変わってね?]
顔や体型は向こうに居たときと同じだが、一つ、目の色が赤色に変わっている事に気がついた。
[後でステラに聞いてみるか。]
別にこれと言った不満は無いんだが、単純に他の部分は変わっていないのに目の色だけが変わっているのは、ちょっと違和感があった為だ。
そして、試着室を出た俺の目に映ったのは、試着を終えて、ボロボロだった衣服から着替え、一段と清楚さが増した少女の姿だった。肩よりしたまで伸びた綺麗な銀色の髪と、少しあどけなさを感じさせる物の、綺麗に整った顔立ちと言い、特にセンスを感じるのは、下には恐らく長袖カッターシャツを着ていて、その上から青一色の民族風を思わせる上着が、カッターシャツが大幅に見える形で着こなされている、結構ラフな感じではあるが袖は肩まであって、裾はしっかり腰まで来たところで後ろに流れて行き最終的には膝の辺りで静止している、スカートは上着の裾の位置に会わせて膝の辺りまで延びていて基本的には白一色だ。
靴はスニーカーのままだが、真っ白な靴下は膝の位置より上まであるのだろうがその上は見えない。
[どうかな?やっぱり性能面が優秀な物を選んだから結構地味かも知れないけど......]
[いや、似合っていると思うぞ!俺のイメージだと性能面に寄せた場合もっと重々しい感じになるかと思ったんだけど、この世界の装備は全部こんな感じなのか?]
[確かに、もっと金属質の装備もあるよ。私たちの場合戦い方とか戦闘スタイルを考慮したら、自然とこう言う布を使った衣服寄りの装備になるの。]
成る程、職業によって装備が変わるから俺たちの装備はこんな感じなのか。
[さっきも言ったけど、本当なら君の装備も、もっと防御面に寄った物になるはずだったんだよ?]
そう、俺はこの世界において剣を使った戦い方を所望している。職業が剣士ともなれば普通ならもう少し重々しい感じになってくるのだろう。
[そこまで、俺の力は規格外レベルなのか?]
俺自身まだこの世界の常識には詳しくない。つまりこの世界の人の平均的な能力値とかも全然把握仕切れていない。
[少なくとも、ちょっと力を入れて蹴っただけで、木を根本から数百メートル先まで叩き飛ばす時点で、常人の域を越えてるのは確かだよ。]
正直言ってまるで実感が無い。常人の域を越えているのは何となくわかるが、俺自身は、元いた世界では剣道をやっていた事もあって、剣士を所望するのも自然なのかも知れないが。
[剣は、どこで手にいれるんだ?]
[私の経験上、そう言う武器なんかは高価な物を買えば良いってものじゃないんだよね。]
それは頷ける、高いからと言って良い物だとは限らない。大事なのは、どれだけ自分の手に馴染むか、どれだけ自分に合っているかだ。
[それはそうなんだろうけど、それじゃあどこで手にいれるんだ?]
[それもそうだね......まあとにかく装備は決まったことだしそのまま会計済ませちゃお。]
[そうだな......]
って、そのまま?
[試着して、そのまま買うことも出来るのか?]
大して珍しい事でも無いかもしれないが、俺自身服を試着した事だって一度も無いくらい、服は適当に決めて買っていたので、知らないことも多い。
[まあね。この手の売り物には感知魔法が掛けられてるから、基本盗みも起きないし。]
そう言う事か、服その物に防犯用の魔法何かが掛けられてるからその面での対策もバッチリだと言うことか。
[この装備一式を購入したいのですが。]
ステラは手近な所にいた店員に話しかけた。
[かしこまりました。お客様。]
店員はそう言うとポケットからビー玉の様な物を取り出してこう言った。
[アーカイブ接続。]
すると空中に半透明なウインドウが出てきて色々操作し始めた。
[お会計10000シティになります。]
[わかりました。]
ステラは鞄から財布を取り出してその中から銀色のコイン10枚を取り出して店員に差し出した。
[銀貨10枚ちょうどお預かり致します]
するとそのお金を腰のポーチに手際よくしまった。
[お買い上げありがとうございました。]
そして俺達は店を後にした。
[成る程、お金が無いと......]
今俺たちはお金が無い。
[はい。]
理由はわかっている。だから追求はしない。そもそも俺は装備の代金を出してもらっているので、言う資格も権利も無い、だからここで取る行動は一つのみだ。
[まあ、何はともあれだ。ステラの分の武器はあるんだろ?]
[はい、一応は。]
なぜステラのだけはあるのかと言うと、武器を小型のストレージ用の魔法具に収納していたらしい。ストレージ内には一つしか物を入れられず使い捨てらしいのだが、向こうの世界に旅立つ時に収納して鞄と一緒に預けて置いたらしい。
[ちなみに、今は自分の元素回路の中に入れてあるんだよな。]
[まあね。]
元素回路とは、この世界の人が基本的に持ってる器官らしい。大きさは人によるらしいが、大きければ大きい程、体に溜め込める元素の量が多くなり、溜め込める元素の量が多いと、持てる魔力の量が比例して多くなる。だから、大分重要な所らしい、ステラの使っているのは、上級魔法のウェポンキープらしい。元素回路は表すとすれば機械の中に入っている基盤の様な見た目らしい、ウェポンキープはその基盤の中に武器の質量と情報の部分を付け足して元素に変換して付け足した部分に入れておく。その他にも、大分神経を使う作業をこなさなければ成らないらしい。元素回路のある場所は、基本的に右腕と決まっているらしく、張り巡らされるように入っているらしい。
元素は空気中にある魔力の元らしい、魔力その物は、元素を空気中から取り込んでその後に体内で作り出すらしい。
[じゃあとりあえず、レプの森に向かおう。お金が無いなら稼げば良いだけだ。]
[確かにそうだけど、本当に武器無くて大丈夫なの?]
[大丈夫も何も、無いものは仕方ない。それに、俺には覚醒者がある。この力さえあれば、怪我はしても死ぬことはない。]
[......わかった。でも素手で戦う事になるから、細心の注意を払ってね。]
[ああ、もちろんだよ]
そんな話をしていた次の瞬間だった。
そう遠くない場所から強烈な爆発音が聞こえた。
[今の音、向こうからか。]
[取り敢えず行ってみよ!]
そう言って俺達は爆発音のした方へと向かった。
ご愛読ありがとうございました!




