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運命を背負った少女と最強の守護者  作者: 英雄王ヨカ
2章[異世界の探求]
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2章[異世界の探求]第4話

[とりあえず、これからはどうするんだ?]


現在、都の宿屋で部屋取りも済ませて、宿屋のフリースペースでこれからの予定について会議中。


[そうね、確かにこれからの方向性は定めるべきね。]


[何かいい案ある?]


何かいい案か......


[そう言えばさ、この世界はステラの故郷何だろ、だったら君の家に行ってみるって言うのはどうだ?]


我ながら名案だと思う。


[家の話はやめて......]


その瞬間、ステラのまわりを取り巻く空気と雰囲気が一気に変わった。

空気は真冬の様な冷たさを帯びて、雰囲気は殺意すら感じるほどに研ぎ澄まされていた。


[......すまん、気に障ったんなら謝るよ。それじゃあ俺の我儘に付き合ってくれないか?]


そう言った瞬間、周囲の雰囲気は一気に元に戻り、彼女の表情もいつもと何らかわりない、優しい表情に戻った、気のせいかもしれないが、目の色も普段の碧眼から紅色へと変わっていた気がした。


[わがまま?]


[ああ、君が良ければだけど、俺はこの世界をできるだけ、見てまわりたいと思っているんだ、だからもし良ければ俺の世界をめぐる旅を手伝ってくれないか?]


さっきは思いもよらない所で特大の地雷を踏んでしまったが、今回はそんな事もなかったらしく......


[そう言う事ならOKよ、世界をめぐる旅かぁ......

私も行ってない所たくさんあるから、ちゃんと寄ってね。]


[もちろんだよ、それじゃあこれからの方向性も決まったところで、今日はそろそろ部屋で休まないか?]


[それに関しては賛成、それじゃあ行きましょうか。]


え?俺、部屋の鍵まだ貰ってないんだけど......


[いやまてまて、その前に俺の部屋の鍵をくれないか?]


[え?言ってなかったっけ?今日はもう部屋が埋まってるから一部屋分しか取れなかったって。]


[マジで?]


[マジよ。]


てことは俺今日野宿!?


[わかった、それじゃあまた明日......]


ここで駄々をこねても仕方がないので、潔く野宿を受け入れて宿屋を出ようとした瞬間だった。


[何してるのよ?]


[いや、俺は泊まる部屋が無いから適当に野宿しようと......]


そこでまたまた俺に救いの手が入った。


[何言ってるのよ、一緒の部屋で寝たら良いじゃない。]


何と言う事だろう、15年間これまでの人生で一度だって女子と付き合った事すらなかった俺が、こんな銀髪のアニメのメインヒロインにだって遅れを取らないような美少女が、一緒に寝てくれると言っているのだ、感動せずにはいられない。


[ステラさんマジぱねぇっす、マジ女神っす!]


なんか言葉使いが可笑しくなってるな。


[茶化さない、ほら、早く部屋に行こ。]


ステラはそう言って廊下を歩いて行った。


[ちょっと待てよ、俺そう言えば部屋わからいないじゃん!]


やばい、置いていかれると、無条件で野宿じゃないか!


[俺も急いで部屋にいくか。]


俺もステラの後を追った。



[それで、世界を巡る旅と言っても何か計画はあるの?]


俺とステラは部屋に入っても、時間が早い事もあって正直全く眠くなかったので、本日二度目の話し合い。


[計画って?]


[お金とか、旅をするルートとか。]


ごもっともな疑問だ、旅をすると言っても世界をまるごと余すところ無く回ると言うことは旅の資金源とか、大雑把でもルートを決めると言うのは結構重要だ。


[資金源に関してはギルドの依頼をこなして得ようと思う。]


ごくごく普通の手法だ、俺もステラもどちらもギルドカードでの冒険者登録は済ませてあるので、事実上この手法に問題は無いはず。


[まあそれも良いかもね、だけど私の冒険者ランクはSだから、あなたみたいにCランクの依頼何かは無理かもしれないけど。]


[問題ないよ、旅の資金が欲しいだけだから中級の依頼でもこなしていたら少しは余裕もでるだろ。]


この世界の依頼の報酬がどのくらいかは知らないけど、聞くところによれば、この世界では冒険者というのは立派な職業として成立しているらしいので、常に命の危険が付きまとう討伐依頼何かは、お使い系統の依頼よりも報酬は高めに設定されているらしい、中でもギルド直属の依頼何かは、通常の討伐依頼よりも危険な上討伐対象も厄介なのが多いらしいので、報酬は多めに払われるらしい。


[じゃあ資金に関してはその案で行きましょうか、次にルートに関してだけど......]


ステラが不安気にこちらを見た。


[だよね、まあクロトはまだこの世界に来たばかりだから仕方無いとわ思うけど......]


[本日にすみません。]


[別に良いのよ、そこらへんに関しては私の仕事よ。]


ステラは微笑んで、そう言った。


[......。]


[どうしたの?ぼーとして!]


[いやさ、ステラの笑顔って見てたら安心感が沸くなあ、って思ってな。]


思った事をそのまま口にしたが、それを聞いた瞬間ステラの顔は少し赤くなって......


[いきなり何を言ってるのよ!]


ステラは少し怒った様に銀色の髪をなびかせてそう言った。


[え?何でって、それにステラ顔赤くなってるぞ、熱でもあるのか?]


正直言って怒ったステラも照れてるステラも可愛過ぎて、つい意地悪な事をしてしまった。


[な!?もう知らない!]


そう言って、ステラはベットの布団にくるまった。


[もう寝るわ、明かり、消してくれる?]


ステラは布団から顔を出すと、こちらを見ること無くそう言った。


[はいはい、それじゃあ電気消すぞ?]


[良いわ、おやすみなさい。]


[おやすみ。]


俺は部屋の明かりを消すと、部屋に置いてあったソファーに腰を下ろして、部屋のクローゼットにあったタオルケットを被ると、そのまま俺の意識は落ちていった......

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