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秋も終わりのクレセント(じゃないけれど……)

作者: 羽川 ミカサ

三日月のことを

クレセントと呼ぼうとする

変な女の子がいた


音をたて 煌めくほど

星屑は けんめいにまたたく

秋も終わる寒い夜。


「ピカピカ、ピカピカ」


その子は

あたしを見ないで

窓の外、星空を見て

星の音(?)を そな小さな唇から

発信し続けていた


『晩ごはん食べないの?

どーして?』


あたしは食事の準備をしながら

その子の眼をみて気づく

アイラッシュに注目し


『お姉さんのマネ?』


ほおがピンクに サッと染まる


『あなたはまだ、

食べなくてもいいおとなじゃないよ』


いじけたのかな、

「ピカピカ」いうのをやめ、

ぷいっと横を向き ちょっと

舌だして「ベー」ってやってたけど

なにかを発見したかのように

白い出窓までトトトとあるいてゆき

空をみあげ、

月をみつけたのかな?

「クレセントが、キレイ」

っておそらくお姉さんのまねした

口調でいうのはいいんだけど、

ゴメンね、すみれ子ちゃん、

『こんやは、満月です』


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