序章
2作目です。短いです。
__昔々あるところに広大な森と美しい湖が有名な国がありました。
その国には賢こい王様と美しい王妃様がおり、二人はその人柄から多くの民に好かれていました。
やがて、二人の間に子供が生まれ、すぐに国内、国外問わずお祝いに多くの客人がその国に呼ばれました。
その客人より生まれてきた子供に珍しく貴重な贈り物がたくさん送られました。
とりわけ、三人の魔法使いからの《加護》は黄金の山より価値があるものでした。
一人目の魔法使いは『見る人が心奪われる様な美しい外見』を与えました。
二人目の魔法使いは『この国をより豊かにできる賢さ』を与えました。
最後に三人目の魔法使いが『民の事を考えられる優しい心』を与えようとしました。
・・・その時、お祝いに呼ばれなかった四人目の魔法使いが現れました。
その魔法使いはお祝いに呼ばれなかった事を怒り、子供に『18歳の誕生日に糸車の針に刺され死ぬ』と《呪い》を与えました。
四人目魔法使いが去った後、まだ《加護》を与えていなかった三人目魔法使いがその《呪い》に打ち勝つ《加護》を与えるました。
読んでいただいて有難う御座いました。