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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

僕がもっとも尊敬する偉人はこう言った。

作者:井高 レオ
最新エピソード掲載日:2017/05/21
2050年。日本は安定していた………………同時に、停滞していた。

歴史に名を残すような発見や発明や偉業はピタリと無くなり、人々は平均化され、方言すら消えかけている。
現代の教育プログラムは突出した生徒の特長は均し、他より凹んだ部分はそのままにする、長所を潰して短所を無視するという人を育てないシステムへと様変わりしていた。意図してそうなったわけではない。いつの間にかこうなっていたのだ。

学徒は教科書をめくり、あまたの革新、革命、改革を行った偉人達を遠くの人のように感じるのみだ。
彼らと同じ人間であるということにも気付かず、感慨なく頭に叩き込むのみであった。
退廃する彼らを見て何かを思う者たちがいた。天国か、地獄か、煉獄か。それともまったく未知の世界か。この世ではないどこかから彼らを眺め、その性格の善悪を問わず一様にこう思い立った。

「このままではダメだ」

その者たちはかつて国を、世界を、常識をあらゆる方法で変えた『偉人』。あるいは人々から忌み嫌われ、死せどなお民衆の記憶にその存在を刻みこんだ『悪人』。

彼らは探求の意思を失くした日本人に憑依し、その行動力と探求心と共に、自身の心の成り立ちから芽生えた『エピソード』と呼ばれる能力を授けた。

彼らに憑かれた者たちは自身に宿った存在を『コヨミ』と呼ぶ。
そして彼らは互いを『コヨミ憑き』と呼び合い、自らに力を与えた存在が共通して与える啓示……「世を変えろ」の声に素直に従う。

大きな暴力を伴って…………




………………注意な………………
なんか一ページごとに区切るタイプの小説投稿サイトでのあれの癖で全部書ききってないのに更新されることが多々起こり得ます。なんか閲覧数稼ぎが目的と思われるのは遺憾ですが、頻繁にチェックをしてくれると嬉しいのだなあ。
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