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No.556.ホスト無常
室内はやけに 蒸し暑いのに 外はめちゃ寒い
汗まみれになりながら もだえる
雑誌の過激な社説にはじけ飛ぶ
下請けばかりの 体のつながりばかり
始末の悪い 腐れきった縁ばかり
しまりのない笑い声がひびく
切開された腹わたが やけに濁ってきた
この手で抱きたいのは 君なのに
指にまとわりついてるのは 他の女の愛欲だらけ
ほのかな明かりに 照らされる雨降りの瞳
恥ずかしい色に染まりはじめ 感じる
シャンパンのグラスの口紅が麗しい
あまりものだけが 次々やってきちまう
後味の苦い すたれきった顔だらけ
甲高い 喘ぎ声がひびく
分解された魂が 妙に腐ってきた
この手で抱きたいのは 君なのに
指にまとわりついてるのは 他の女の愛欲だらけ
