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No.572.マドリカリア

黄緑色のベールに包まれた 秘密の花園

白とグリーンに囲まれた 黄色の小さな息吹

ゆらゆらと微風に揺れる 稲穂の側で微笑む

大きなくりっとした瞳で 罪で汚れた この手を見つめる


淡いエメラルドの眼に 吸い込まれそう

獣じみた僕を 怖がりもせず 無邪気に微笑む


マドリカリアみたいに 儚く 包み込んでくれた

まどろみ 眠りかけた魂の 安息の出会い

渇きカサカサの唇に 汚れなき 口づけをくれた


心地よい さまざまな花の香りに 彩られる二人

細い幼い素振で 罰に溺れた 体に寄り添う

すべすべした透明な肌に 温もりを感じ

獣じみた僕を 怖がりもせず 無邪気に微笑む


マドリカリアみたいに 儚く 包み込んでくれた


木々が生い茂る泉の 妖精のような少女

どこかに忘れてきた 慈しみ 恋する喜びをくれた

隣で吐息をたてる 頬にそっとふれた

マドリカリアみたいに 儚く 包みこんでくれたから

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