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第九話

今回はかなり短めです!

区切りをつけたかったのでww

次は長めにかきたいです(あくまで希望)



 学校が終わり俺とエスはまた帰り道が一緒になった。

「それで聞かせてくれ。どうして殺人鬼が転生者だと思ったんだ?」

「お前は覚えているか?私たちが元いた世界で起こっていた猟奇的殺人事件を」

 忘れているわけではないが、覚えているといえるかどうかすらわからない。ようするにモヤモヤっと覚えている感じである。

「なんとなくだけど、覚えている」

「そうか。一応軽く説明しておこう」

「頼む」

 説明してくれるエスに感謝しつつ話に耳を傾ける。

「年号は覚えていないが、いつしか殺人事件が起こった。しかし起こった場所はスラム街で治安が低い地域だった。のスラム街ではよくあるそうだ、なのでその事件はほったらかしにされたんだ」

 そんな事件あったか?と思い出そうとするが、よく考えたらあまり世の中のことには詳しくなかったし特に時事についてはまったくと言って良いほど知らなかった。

「しかしその一週間後また死者がでた。しかも今回は貴族の娘だった。今回はちゃんと捜査したらいいsのだが犯人は捕まらず。人物像もわからず、そしてまた死者が出続けたんだ」

 なんと恐ろしい事件。定期的に誰かが無差別に殺されているなんてことをやる犯人はだれなのか。俺は気になり話を進めるように言った。

「犠牲者は計25人。死者は多かったが犯人は捕まった」

「へぇ~。そんなすげぇ奴誰が捕まえたんだ?」

「私だ」

「は?」

「私が人間に化けて、探偵として協力したのだ」

「なぜにそんなことを……」

「ちょっと暇だった」

 そんな理由で何事件を解決したのか。

 彼女はそのまま話を続けた。犯人は男性、名前は覚えていないが刺青が印象的だったという。その後彼は処刑されたらしい。

「それであの殺人鬼が元の世界の殺人鬼と似たような刺青をいれていたと?」

「ああ、まさにそうだ」

 なるほど。もし殺人鬼が俺たちと同じような前世があり、その前世がエスの知っている殺人鬼ならば話は面倒くさくなってくる。20人もの人を殺し、エスが出てくるまでの間捕まらなかった奴だ。十中八九プロの分類になるだろう。しかも前世の記憶があると来た。

「ヤバイ、本当に面倒くさくなってきたな」

「だな」

 エスと一緒にため息をつく。

 そして顔を見合わせる。俺も同じ顔をしてるのだろうか、いやそうだろう。


「でも」

「あぁ……」


「「最っ高に面白そうだ」」




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