表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
于禁  作者: 風唄
3/8

第三章

呂布軍は強く賢かった、

多くの城が呂布軍に靡き、我が方に残った城は我が軍の参謀、荀イク、程イク、それに将軍夏侯惇が守っていた僅かに三城であった、


数十あった城が僅かに三城とは…


しかし、予想外の謀叛であり、完全に信頼していた張バクの謀叛、三城だけでも残っている分、上出来だろう、


もしこの三城が無ければ、我々は完全に帰還地を無くしていたのだ、


いくら兵があろうとも、土地が無ければ軍隊は消滅したも同然だ、


そして、すぐに我が軍は呂布軍との戦闘に入った、



我が軍は呂布軍と濮陽と言う城塞都市で開戦を迎えた、


濮陽には呂布軍が篭り容易には落とせず、また、臨機応変、神出鬼没な戦術により多大な被害を受けていた、

このままではまずい…そのような焦りが軍中に広まっていた、そんな中濮陽に住む田氏と言う富豪が曹操様に手紙を寄越した、


私が手引きするので濮陽にお入り下さい、と、



曹操様はこれに乗った、


そして決行の日、参謀の劉曄殿の進言を容れ、曹操様は軍を三つに分け、その一つを率いて曹操様は濮陽にお入りなされた、


私は待機軍に居た、


そして暫くすると、濮陽内から火の手が上がった、


騙された、



皆がそう思い、軍は曹操様救出に動き出した、


しかし城門は固く閉ざされ、全く開く気配はなく、おまけに矢は霰のように飛んでくる、


当然だ、今まで破れなかったからこのような作戦がなされたのだ、


皆の気持ちは焦る、が、気持ちばかりが前に行く、

どうにもできない、


そんな中、曹操様が現れた、

ほかの城門を通られたのだろう、

ただ、髪は縮れ、馬は無く徒歩であったが、


とにかく曹操様は生きていらした、


曹操様は矢継ぎ早に指揮をし、軍は一時撤退した、


被害は…大きかった、



そして、次の作戦を協議しているとき、空が闇に覆われた、


…蝗だ、




蝗はここいら一帯、全ての食べ物を食い尽くした、


我が軍も、無論呂布軍も例外無く、食糧は無くなった、


呂布軍は食糧を求め、去っていった、


残ったのは、荒廃した土地であった、


戦は、謀らずとも、否応なしに、一時休戦となった、

第三章でした、ありがとうございましたm(__)m…なんだか于禁と離れていきそうな感じです(汗)于禁…名将なんですが比較的活躍が地味ですし(滝汗)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ